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飯マズ脱却の為ならサブカルを布教する〜小説アニメまんがは異星で大人気〜  作者: リーシャ
本編

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21/53

21スカエヴァ

地球大使日本支部の山田からメールをもらった。

スカーレット・エヴァーガーデンの準備が出来たらしい。

スカエヴァについて何度もアルメイから問い合わせされていて、漸く出来たと答えられる。

早速アルメイ宛てに送るとシュンとワープしてきた。


(気が短いよアルメイ)


「待ってました。行きましょう」


「行くのはちゃんと日程を組まないと。向こうの人は役人だし、訪問日を決めないと」


「今直ぐ、行きたいです。私だけ行きます」


「一応聞くけど。アルメイ1人で行ける?」


「私はしっかりしてます」


自称だとどうしてこんなに不安になるのかなあ。

ま、でもアルメイは本当に賢くて可愛いから大丈夫か。


全員幼体みたいな見た目だけどしっかりはしてるんだよね。

山田にメールして聞くと、山田も直ぐ来てもらって構わないと返事が来る。

アルメイ1人がそちらに行くと伝えておく。


『わかりました。そのように対処します』


山田はそう返答して、それをアルメイに伝えると彼女はワープしようとする。

待つように伝える。

手土産くらいは持って行きなよと苦笑いしながら、拡張前のノラえもんミュージアム、ゼクシィ編を渡す。

大統領に手土産に渡せば良いよと手渡された。


それをアルメイに預けて渡しておいてと、パンフレットデータを譲渡。


「渡しておきます」


「今のミュージアムとはかなり変化しているから、知られても無問題だって言ってたよ」


大統領はネタバレを嫌うから今のパンフレットは地球の人に知られたくないみたい。

もしも、同じ構図で作ることになったらネタバレ前提で知られてしまうことになるので、驚かせる事が出来なくなる事を嫌う。

大統領懐デカいな。


「お土産紹介もバレるの嫌だって省いてて」


「そうですね。ノラえもんクイズグッズの紹介文などがなくなっています」


ノラえもんヲタクのアルメイは当然の如く読み込んでいたみたいで、違いが直ぐ分かったよう。

私は軽く観てミュージアムに行くタイプだからお土産なんて見てないよ。

お土産がもしかしたら自宅にあるかもしれない。

親が買ってるパターンね。

というか、まだ拡張後ミュージアムにちゃんと行ってない。

というのは語弊があるかもしれない。

私用でまだ行ってなくて、両親と親友たちと今度行く。

初めて入ったのは大統領に招待された時。

私だけの時とアルメイ達と行った時。


2回に分けたのは2回自慢したかった大統領の計らいだろう。

2回自慢したいから私1人とかあったわけだ。

しかも、アルメイ達も個人の招待があったらしくて、5回以上は自慢するためだけに個人個人を招待する大統領の寝ている時間っていつあるのかな。

私的に、ドヤ顔で案内する大統領を見に行く為半分で、ミュージアムの招待にとっとこ向かったんだよね。

あのドヤ顔大統領、可愛いんだよ。

見た目幼児だから余計に背伸びしている子供感が強くて。


「では。行ってきます」


回想しているとアルメイが目の前から消えた。

アルメイよ、気持ちは分かるから行ってらっしゃい。




***




アルメイサイドにて。

彼女は地球に設置されたゼクシィの休憩施設たる駄菓子屋風の部屋へ一度移動。

そこから大使館へ飛ぶ。

いきなり行く前に駄菓子屋風の部屋へ一人だけ行き、内装を楽しみたかったのだ。


「大統領はやはり天才です。造形、配置、空間。どれも考え尽くされてます」


リーシャの場合駄菓子屋だ、と一言思うだけだが、アルメイ視点では黄金比が映っていた。


「ミュージアムも、全て計算し尽くされていました。眼福でありますね」


アルメイはもう拡張後のミュージアムへ10回以上入園している。

いつ行っても新鮮。

おまけに新発見も入るたびにある。

あれは、ちょくちょく大統領が仕込んでいる隠し要素だろう。


「見た目は今のままで良いですかね。手土産のデータも忘れてないです」


駄菓子屋風隠れ家から大使館へ跳ぶ。


「ゼクシィ星、アルメイ。山田さんに会いにきました」


「少々お待ち下さい」


受付に声を掛けると直ぐに山田へ取り継がれて、部屋へ移動。


「アルメイさん、ようこそ。お待ちしてました」


部屋へ入って直ぐにテーブルへ並べられているスカーレット・エヴァーガーデンの小説とアニメが所狭しとある。

他にもグッズが置かれているので溢れている状態。

山田は非常に嬉しそうだ。


「凄いです。これがスカエヴァ」


初めて肉眼で見た絵は、あのときめきは勘違いではなかったと思う。

検索した時から、そのヴィジュアルに惹かれていた。

美しいのに泣きたくなる。

そうとしか言えない気持ちが胸に湧き上がったのだ。


「凄い、凄いです。アニメも凄いです」


語彙力がなくなる。


「見ますか?」


「失礼します」


小説を渡されて冒頭を読む。

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