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約束した場所へ

作者: Soraきた

見慣れない文字は

最後の一文字が

かすんで揺れているよう

涙のせいでとは

あえて言わない

キミは傷つかないようにと

僕をやさしさでつつんだ


「必ず行こうね」と約束した場所

今すぐにでも行きたいね、と答えた僕

キミがうなづいて

遠くを見つめた

その場所に限って

行けないものだと

いま感じてる

どうでもいいことは後回しで

肝心なことを先にと分かってはいたけど

触れられずにいたね

お互いに・・


文字にするほうが難しいことがあって

でもそれをキミができたということ

僕はちゃんと認めてあげないといけないね


やさしさ、それ以上に

キミの思い出

重なる場所は

まだこれから探すとして

『ごめんね』の文字は

どこに仕舞っておこうかな










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