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キャラ紹介&資料集

キャラ紹介と資料集です。続きを読みたい方は次の話へどうぞ。

設定は変わる可能性が高いので、もし読まれる方も話半分で聞いておいてください。


キャラ紹介:ずっと出るメイン勢



・オットー・ライト

風魔法を得意とするロング家に生まれた大空狂いの道楽者。わりと研究者気質。

追放されるまでは大の魔法嫌いだったのだが、大魔法〈セレスティアルウィング〉を手に入れてからは「やっぱ飛ぶのに魔法は便利だな」ぐらいの気持ちでいる。

実はけっこう運動音痴。


・シリン

ロングシュタット近郊の山に住む竜リントヴルムの子供。

銀色の羽毛に包まれたもふもふ生物。

リントヴルムからは主に回復魔法の才を継いだようだ。

ちょっと大きい犬ぐらいのサイズ。まだ片腕でも何とか抱えられる。

実は毎夜こっそりオットーに回復魔法を使ってあげている。



キャラ紹介:たぶんまた出るかもしれない勢



・リントヴルム

ロングシュタット近郊に在住するドラゴン。

人間基準でもやや女々しいところがある性格なので、ドラゴン的には見てられないぐらい女々しい性格のようだ。

ドラゴンなのに街の人間を怖がらせないよう曇りの日にだけ飛ぶぐらい優しく、人間から討伐軍を差し向けられたことすらない。

そのせいで妻に逃げられたりはしたが、強く生きて欲しい。

実は人間化できる。人間形態が異常にかわいいという噂がある。


・フランツ・ロング

ロング家の当主。ロングシュタット伯爵。

〈鎌風術士〉という才能のレベルを520まで上げた優秀な魔法使いなのだが、いかんせん扱う魔法が地味だったので評価されなかった。

その不満が回り回ってオットーの追放に繋がり、最終的に身の破滅を招く。

現在は王都で軟禁されているようだ。


・国王

国王。オットーたちの祖国ヴェスタリア王国を治める。名前はフリードリヒ。

善政を敷く聡明な王であり、評判は高い。

……のだが、フランツのような領地持ちの貴族たちとは敵対している。

大鉈を振るい王国の中央集権化を進める彼は、ただの善人ではないのだ。

実は部下の虫歯を自分で治療するのが趣味。


・ベルガー

ロング家に出入りしていた御用商人。

オットーの父親代わりのような立場にいた。

ロングシュタットの都市間交易を取り仕切る定住商人として頭角を表したあと、若くしてご隠居のポジションに収まり、悠々と日々を送っている。

白金貨三枚(物価は異なるが、現代日本換算で推定三億円)もの大金を、成果が出るかどうかも分からないオットーの研究に出資できるぐらいの悠々自適ぶりだ。

実は家の地下室に裸婦画のコレクションがある。本人は美術品だと主張している。


・カール・ロング

オットーの弟。

父親と同じ道を辿りかけていたが、まだ若かったので立ち直ることができた。

優秀な魔法使いであり、兄と違って魔法学園での評価は高い。

それでも、扱う風魔法が地味なせいでいまいち評価が上がりきらないようだ。

実は幼い頃には兄にべったりのブラコンだった。



キャラ紹介:もしかするとまた出るかもしれない勢



・ミーシャ

D級冒険者。ランク詐欺。ミノアの妹。

臆病だが善良な人間で、生まれついての斥候。

彼女の才能は〈斥候〉であり、レベルも130と冒険者ランクに比して高い。

オットーに心を掴まれ、ロングシュタットから旅立つことを決めた。

実はオットーを追いかけている。たぶん馬では追いつけない。


・ミノア

S級冒険者。才能レベル251。ミーシャの兄。

S級最弱と囁かれるパーティ〈ミノアス〉のリーダー。

実際、他のS級冒険者のパーティはレベル300や400も珍しくないし、レベルの上がりやすい魔法使いなら600とか700の冒険者も存在するので、本当に弱い。

だが、どんな仕事でも好き嫌いせず真面目にこなすパーティであり、そういう方面が評価されてS級に昇格することができた。

斧が獲物だが、実はこっちが〈剣聖〉である。


・リアン

〈ミノアス〉副リーダーのS級冒険者。才能レベル253。

実家はロングシュタット近郊の野菜農家らしい。にんじん食うか?

剣が獲物だが、実はこっちが〈狂戦士〉である。


・〈大空の支配者〉

オットーが遠い先祖から受け継いだ偉大な魔術師の魂の欠片。

この才能を持つ人間が少なかったせいで大本の人格を保っていた。



設定:レベルとか才能とか

本編で説明しておいた方がいいかなあとは思いつつも、レベル上げたりするのが本題の話じゃないし後回しでいいかな、と思っているうちに結局出さなかったやつ。

必要になったら本編でも説明する。

どの設定にも言えることとして、たぶん細かい設定は変わるし、あまり本編と関係がなかったりもするので、特に設定を覚えておく理由はない。


才能(タレント)

偉大な才能を持った先祖の魂の欠片。

基本的に才能は遺伝だが、唐突に無関係な才能を持って生まれる人間もいる。

突然変異かもしれないし、先祖返りかもしれないし、不倫かもしれない。

そういう場合、ハッキリさせずにぼやかすのが普通のようだ。


基本的に、魔法分野の才能が他に優越するとされている。

人間が魔法の才能を持って生まれるのは、古代世界を支配していたハイエルフの血を引いている証拠とされていて、だから偉い、という理屈である。

なので、魔法の才能を持つことが貴族の条件とされている。

貴族の子供が魔法の才能を持っていない場合、下っ端爵位だけを分け与えて飼い殺したり、廃嫡や追放とするのが一般的な対処である。

かわりに貴族間での養子縁組が認められていて、国と国とで同盟を結ぶために子供を互いの養子として交換したりもする。


・レベル

才能に関連する分野で訓練を積んだり魔物を倒したりすることでレベルが上がり、基礎的な身体能力や魔力、それと才能に関連した能力がレベル比例で上昇する。

一般的に、レベル50ぐらいから人外の領域に突入する。

500とかになると、もう街中では本気で戦えないぐらいの力だ。

……ただし、フランツのように地味な才能を持っている場合はその限りではない。


基本的に、魔法の才能が最もレベルを上げやすい。

魔法以外だと〈剣聖〉のような上位の才能でも強い魔物を倒す以外でレベルアップしにくくなるので伸び悩みがち。


ちなみに〈大空の支配者〉はレベルが上がると風を読むのがうまくなる。

空を飛ばない限りほとんど役に立たないので、ゴミ才能扱いも妥当である。

一般的な魔法の才能と比べて、〈大空の支配者〉は明らかに弱い。

だが、実は空を飛んでいるだけでもレベルが上がる特性があるようだ。



設定:地理



・ヴェスタリア王国

ロングシュタット伯領を内包する王国。かなり大きい。

だが、代々ずっと国王の権力は弱く、かつては王国内の貴族たちが国王に貴族の特権を保証させる憲章を突きつけて飲ませたこともある。

現国王のフリードリヒは中央集権化を進めているが、一筋縄ではいかないようだ。

国内では陰謀が渦巻いている状況だが、特にオットーとは関係がない。


・ロングシュタット

ロングシュタット伯領の中心にある都市。王都からさほど遠くない。

東にある山から流れてくる川が主な資源で、豊富な水を使った布作りや染色業が産業の中心である。


・空島

ふわふわ世界を巡る空の島らしい。〈大空の支配者〉がかつて根城にしていた。



設定:魔物とか冒険者ギルド



・冒険者ギルド

世界中に支部を持つ、魔物に対抗するための組織。

主な財源は冒険者たちの預金。並の国よりも強い。

国がギルドを潰そうとする試みは幾度もあったが、資金力と冒険者たちの武力、迷宮や古代遺跡から得たマジックアイテムの力には誰も勝つことができなかった。


・赤雨

定期的に降る赤色の雨。

これが降った後は魔物が増えて凶暴化する。

迷宮から魔物が出てきたりもする。詳しいことは不明。

赤い雨に紛れて、空から魔物が降ってきているのではないか、と言われている。

実は一章の最後の方でオットーが仮眠を取っている間にちょっとだけ赤雨が降っていて、そのせいで迷宮から魔物が溢れた。


・魔物

魔法で動く奇妙な生物。

基本的には人間を見ると襲いかかってくる。

知性を有する種や、人間のように街を作る種もいるが、本能レベルで人間と敵対している。

ドラゴンのように、魔法で動いていても魔物ではない生物もいる。



設定:貴族爵位(ヴェスタリア王国)


王:国王。めっちゃ偉い。一人しかいない。


公:すごい偉い。一桁しかいない。半分ぐらい独立していて、国王と領地の統治を巡って争っている。いくつか実在しない領地に紐ついた名誉公爵位があり、王の側近として仕える優秀な魔法使いや親族に与えられたりする。


伯:偉かったり偉くなかったりする。ただの伯爵とか宮中伯とか色々な種類があって、偉さも職務も色々。伯の中だと辺境伯が一番えらい。


子:あまり偉くない。村の領主や宮殿の下っ端、相続前の子供の爵位。魔法の才能を持たない人間が貴族になった場合、基本的にここが限界。


騎士:一応は貴族。たまに城を持った偉い騎士もいるが、基本的にただの戦士。魔法の才能がなくてもそこまで問題にはならない。

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