ようこそ異世界
「・・・誰だお前」
「な、口の利き方がわかっていないみたいね…。私は貴族にして高位魔術師アルズヴァーン家の長女!その名m」
「ていうかここ何処??」
「人の話を聞けぇええええ!!」
俺の無視っぷりに激怒したのかツインテールの逆立たせて怒りをあらわにする少女。
いや、でもさっきから言ってることすべて中二っぽいし、こういうタイプを相手にすると会話がかみ合わないからあんまり相手にしたくないんだよな・・・。
しかし、この空間で話し聞ける相手がこいつしかいないので俺は意を決した。
「あぁ~、うん!はい、どうぞ!言いたいことがあるならとことん聞いてやる。その代わり俺の質問にはちゃんと―」
「なんでそんなに偉そうなのよこの一般人!平民!農民!」
「なっ!一般人なめんなよ!!そういう平民やら農民やらがこつこつ働いているからこそお前ら見ないな貴族が…」
あれ?これこのツインテ少女の立場認めてしまってないか…?
「はっはーん。どうやら知らず知らず、話は聞いていなくとも私が貴族で、あなんたが庶民という立場は理解しているようね・・・」
眉毛をクイックイッと動かしながらのドヤ顔…。うぜぇ…すごくうぜぇ…。