見えない顔
これは、オンラインゲームでの友達の会話から、閃きました。
その人には感謝感謝です。
夜の九時、その時間には僕はすべての用事を終わらす。
向かう先はパソコン。
最近やり始めた、オンラインゲーム。
しかし、目的はそれだけではない。
それは、彼女と会うためだ。
顔も、声も、素性も、女性かさえ不確かな人に会うため。
彼女にあったのは、ゲームを始めたその日。
やり方に困っていた僕を彼女が教えてくれたのがきっかけだった。
それから何度も会うようになっていろいろ教えてもらった。
そんな優しさに僕は惹かれていった。
偽りの言葉、偽りの優しさ、偽りの本性。
なにが本当でなにが嘘か僕にはわからなかった。
ただ分かったのが、彼女を知りたいということだけ。
だから俺は、彼女に会おうと思う。
本当の彼女に。
いつか、きっとどこかの世界で