Shadow of the Moon
こちらは表現を規制させていただいております。
一部の文章を削除、または改訂しております。
【ノクターンノベルズ】の「Candle in the Dark 【darkness】」に完全な形で掲載しておりますので、そちらをご覧ください。
https://novel18.syosetu.com/n7022fx/15/
夜。
リズはあたり前のように私のベッドへ入って来た。
そっぽを向いていたのだが、腰に手を回されて引き寄せられてしまう。抱き寄せる力の強さに戦く。やはり人間ではなくヴァンパイアなのだと思う。
肩甲骨の辺りに、胸の膨らみを感じる。うなじには甘い吐息を、重なる手からは体温を感じていた。
「コゼットちゃん」
切なげな囁きと共に、うなじに口づけをされた。
いじらしいリズ。おまけに美しいから始末が悪い。無下にすることが躊躇われる。
「あのね、リズ。そろそろ自分の部屋へ戻るべきだと思うんだけど?」
背後で息をのむ気配。
「後生です・・・・・・こうして抱きしめることを、今日一日こらえていたのですから。どうか、そんなことを言わないで」
「こらえてた? 今日一日ずっとひっついてたでしょ! ご飯の時も隣りに座って、お風呂にだって一緒に入ってきて!」
おかげで執事やメイドたちの視線が痛かった。
「コゼットちゃんを抱いていると、安心するのです。それと・・・・・・昼間に抱きしめているのと、夜にこうして、ベッドの中で抱き合うのでは、意味が違ってきます」
リズの温かい手が頬に触れる。
互いに向き合える位置まで、ゆっくりと顔の向きを変えられた。はたと目が合った。
既にリズの頬は上気して、熱い吐息を吐き出すようになっていた。
「コゼットちゃん」
「・・・・・・血? 噛むなら、腕にし――」
リズはかぶりを振る。
「キスを、しても・・・・・・良いですか」
「キス?」
「したいのです。駄目、でしょうか」
リズの唇はもうすぐそこだった。彼女が唇を動かすと、時折、私の唇の先端にあたった。そうすると、頭の奥にバチッと電気が走る気がした。その光は美しく、心地よい。
「んっ」
結局、リズは私の答えを聞かずに唇を重ねた。
かまわない、キスぐらい。胸の奥に小さな願望の光が灯り始めた。
・・・・・・・・・・
※ベッドシーンがあり、こちらは表現不適切ということでしたので割愛させていただきます。【ノクターンノベルズ】に完全な形で投稿しております
・・・・・・・・・・
「いくじなし」
ムシャクシャしてそう言った途端。
リズは私の手を取り、勢いよくベッドへ押し倒す。「あっ」と声を漏らして気が付いたら、両手首が束ねられて捕らえられていた。
「うっ」
「それは違います・・・・・・私が望む形ではありません」
「はぁはぁ、自分から勝手に始めたくせに、半端に終わらせないでよ」
「いいえ、まだ終わってはいませんよ」
左腕の付け根。そこに二本の針を突き刺されるような痛みが走った。
「あっ! いっ、いたっ」
ちゅぅ、ちゅぅ、と血を吸う音が響いた。
痛みの上に、ぬるいものが這っている感触がした。穴から漏れる血を逃すまいと、舌を動かしているのだろう。
リズの小さな吐息が聞こえる。興奮して熱くなった吐息。血を吸う音に唾液が腕を這っていく感触。
「お願い」
掠れる声を上げた。
「切なくて、苦しいの、お願い」
・・・・・・・・・・
※こちらは表現不適切ということでしたので割愛させていただきます。【ノクターンノベルズ】に完全な形で投稿しております
・・・・・・・・・・
とうとう彼女は、私の純潔を奪わなかった。




