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詩集「カンテリアン」  作者: 維酉
たまゆら
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ほら、雨

白い雲が

時間が経って黄色に変わる

それから

紫色した雲が

ゆっくり夕焼けを覆い隠して

買い物袋が

なんだか重くて


あ、うん

ね、うん


きみといられる時間が

ちょっぴり少なく感じたあの日とか


あ、もう

ね、もう


通り過ぎていったから

思い出になってさ


過去だから大切なの

いまになったら要らないのだよ

お腹いっぱいでね

お腹いっぱいでね……


青、河原、渦、夢

橋、高架下、アスファルト、白


渦巻き状の時間が

いくらでも涙をのみ込んでくれるから

あぁ、ほら、雨。

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