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詩集「カンテリアン」  作者: 維酉
たまゆら
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たまゆら

幸福の理論を

筋立てて考えるのは

どれだけの不可思議を

人生のなか 乗り越えるかを

空想するのとおなじこと


不可視の逡巡とか

四季折々の冷たさとか

どうせはかないものだから

せめて

しあわせな夢を

おなかいっぱい

食べさせてほしいのだよ


ほんの一瞬

手が届きそうな気がした

きみの髪を

掴めそうな気がした

それでも

手を伸ばさなかったのは

たまゆらに見た幻影だったからですよ


ひとさじのお砂糖と

いちまいの写真があればいいよ

ねぇ、夢を見る準備はできたかい

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