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詩集「カンテリアン」  作者: 維酉
アルルと空
25/36

恋する細胞

きみの香りに惑う

横顔はまるで万華鏡だよ

たくさんのおもいがかき乱されて

病みつきになってしまいそうさ

何気ないことばにのせて

届くといいね

この奥底のざわめきが


服の下で

身体がゆっくり熱を持つ

ゆるりとした細胞が

暴れたがるようだよ

ほんとうの恋は

ふと気づかないうちに

あたしの肩を叩くものだね


白く 青く

はかなくあって

このこころは知られない

いつの時代だって

だれかのきもちは悟れないように

きみもきっと

気づかないままでいるから


あたしはいつも

きみを見ているかもしれないね

そうでもないかもしれない

わからないけれど

細胞はもっと

きみという磁石に引っ張られるのだろうね

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