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詩集「カンテリアン」  作者: 維酉
エリー vol.2
16/36

絵の具

斜めに切り入ってきてよ

こんな宇宙の隅っこで

めそめそ泣いていないでさ

あのお月様と比べたら

たしかにきみはちっぽけだけど

あたしより背はおおきいよ


ぐっと近くで

あたしのそばで

色とりどりの星を集めて

並べて 選んで

好きな色を

パレットに落とす

夜の藍と 紺と 白


絵に描いたような幸福を

ひとはいつでも追いかけてるよ

でもね あたしは

もう追いついているような

そんな気がするのですよ


宇宙のひとつを切り取らないで

この空間を額縁に

小さな世界に

きみとあたしを

ずっと閉じ込めるように

そのキャンバスに 絵の具を

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