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詩集「カンテリアン」  作者: 維酉
たまゆら
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スカイ

いつも

弱ったときは

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タバコをくゆらす

肺は

真っ黒で

まるで

あぁ

いや

いいよ


元気出せって

がんばって

ねぇ

賞味期限切れのカラ元気は

元気のうちに入りますか


空は

いつも青い

清々しいくらいに

わざとらしいくらいに

落ち着かないな

疑っちゃうな

でも

そういうあたしが

あたしは一番嫌いなのだよね


哀しみは

もう、空が吸い尽くしていったよ

乳白色の煙とともに

ちいさな青と

なったのだよ

ただ

ひとつだけの空

ひとつだけの青

雲が滑っていく空ですよ

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