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ボクラノイバショ【台本】  作者: maiko_maimai
二人目
8/10

移動中・・。

【移動中-愛・祐・光】


光:「あの・・。愛さん、次の従業員候補の方ってどんな人なんですか?」

愛:「候補じゃないさ!かならず従業員にしてみせるから『次の従業員』だよ!」

祐司:「そんなんまだ分かんねぇじゃねぇか。 」

愛:「分かるよ。どんな手を使ってでもかならず手に入れるから・・。ふっふっふっふ。そう、どんな手を使ってもね・・。」

光・祐司:(怖っ!)

祐司:「・・で。どんな奴なんだよ。」

愛:〔手帳を出す〕「あ、うん。えーっと・・。コホン!西園寺さいおんじ 花奏かなで。19歳。現在就職先無し。」

光:(ニート!シンパシーを感じる・・。)

愛:「えーと、で、その花奏って子の家庭事情がまた・・。彼女はね、天才音楽家、西園寺 玲子の一人娘なの。聞いたことくらいあるでしょ。」

光:「西園寺 玲子って・・。あの女アポロンと呼ばれてる!?」

祐司:「アポロン?誰だそれ?」

光:「ピアノ、バイオリン、フルート・・。様々な楽器を手がける超一流音楽技術はまさにギリシャ神話に出てくる音楽の神、アポロンと呼ばれるにふさわしい。だから『女アポロン』と呼ばれているそうです。アポロンは青年ですからね。」

愛:「そゆこと。でも父親とは幼いころに離婚しており、今彼は彼の家庭がある。まぁこの玲子っていう母親が・・。一人娘の花奏にきびしくてね。ピアノや他の楽器などを習わせて、賞を取るまで猛特訓。でもまだダメだと言って認めない。もっと上を目指せと言わんばかりの指導を受けるうちに花奏は自分に自信が無くなっていくの。すでに家庭を持っている父親に頼ることも出来ず、辛い日々を送るばかり・・。見るに見かねた彼女の叔母が玲子を説得して引き取るも、花奏に気を使うばかりの家庭は彼女には窮屈で・・。一人暮らしを始めて、その叔母に仕送りして貰いつつ暮らしている。以上!」

光:(分かるな・・。認めて貰いたいのに全力で頑張っても認められない気持ち・・。)

祐司:「お前はまた何処でその情報を・・。」

愛:「んー・・。守秘義務?教えてあげない♪」


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