人員確保?
数日後
【店内カウンター-愛・祐】
愛:「よっっっしゃーーー!!改装完了!」
祐司:「あぁぁぁぁ!!つっっかれた!いろんな意味で・・。」
愛:「改装おつかれー!椅子とか諸々重かったもんねぇ。」
祐司:「改装というか市役所での申請から疲れたわ。」
愛:「?。。なんで?」
祐司:「なんで!?なぁんで!?お前がそれ聞く!?愛が申請書を適当+あやふやに書いたせいで受付でちょっともめたうえにお前は書き直しは面倒だからと断りやがる!これで疲れないわけがない!はぁ・・。お前の市役所にいる知り合いが来てくれなきゃ、あんな申請書、通るはずなかったわ。」
愛:「・・一生懸命かいたのになぁ。」
祐司:「理由に『居場所を作りたい』だけじゃ駄目だろ・・。」
愛:「でも嘘は書いてない。お役所の紙に嘘書いちゃいかんもん。」
祐司:「嘘を書くわけじゃねぇよ。社会貢献とか書いとけばいいんだ。一応嘘ではねぇしな。」
愛:「直球 is the best。」
祐司:「今後書類面は俺に回せ。お前には任せらんねぇ。」
愛:「なんかディスられた・・。」
祐司:「つーかさ、」
愛:「え、無視!?私のこの傷ついた心を慰めてはくれないの!?ていうかさっきも『直球 is the best』無視した!」
祐司:「今更かよ。とりあえず話を聞け。」
愛:「ラジャー!〔正座〕」
祐司:「素直でよろしい。」
愛:「でしょ。撫でてー。」
祐司:「調子に乗んな!〔チョップ〕」
愛:「ハイ・・。」
祐司:「はぁ。俺ら二人だけでカフェの営業は難しいぞ。パティシエの俺がメニューとかするのは良いとして、書類物をやるはずの店長は使いもんになんねぇと発覚。」
愛:「ムム。」
祐司:「仮にお前にホールを任せるとしてもまだまだ足りねぇ。カフェを一から作るんだから宣伝もいるし、宣伝するにもポスターとか作らなきゃだな。あ、てか今時はネットで広告か?俺も愛もその辺ダメだしな・・。てか会計とかもいるわ!金の管理まで俺はできねぇし・・。なぁ愛。お前も何かアイディアを・・ってなんでそんな真顔でこっち見てんだよ!普通に怖ぇよ。」
愛:「いや、祐司しぶしぶっぽかったのに意外にやる気なんだなぁって。実は努力家?それか文句言いながらもカフェ楽しみ?」
祐司:「な・・!んなんじゃねぇよ!店長がクソだから俺がしっかりしねぇとこの店本当につぶれっからな!そしたら俺の食いっぷちも無くなってこっちも困るんだよ。だからしっかりしてくれ。そんなんでも店長なんだろ。」
愛:「『クソ』とか『そんなんでも』とか色々ディスられた気もするけど・・。」
祐司:「気にしたら負けだ。」
愛:「あそ・・。でも大丈夫。人手なら当てはある。〔ニヤリ〕」
祐司:「その顔この前も見たぞ・・。不安しかねぇわ。」
愛:「私にま・か・せ・な・さいっ♪」