ハーブティーを飲みましょう
一章の1話!!
毎日投稿しますのでよろしくお願いします!
追伸、タイトルをジョブチェンジから転職に変更しました。
最近、嬉しい出来事があって毎日が充実している。
それは旅先で出逢った友達のリリーがこの町、
ウィリックに引っ越しをして来たからだ。
早く会いたいな・・・まぁ直ぐに会えるんだけどな。
何故なら私の家の隣に住んでいるからだ。
リリーの家の前に着いて、私はドアを軽く叩いて呼んだ。
家の中から物音が聞こえて玄関に人が来る気配を感じ、
ドアに掛かっている鍵がガチャリと開けられると、目の前にリリーがいた。
今日も彼女の黄色の髪が真っ直ぐで綺麗に整えられていた。
『スフィア!おはよう!』
リリーは私を見て挨拶をするとたまに抱きしめてくる。
今日は抱きしめられた日だ。うん、スキンシップが激しい。
『リリー、おはよう』
『うん!』
挨拶を交わしていると、家の奥から妖精が顔を出して微笑んでいた。
『ふふっ、今日も仲が良いのー』
この子の名前はフワリ。リリーが旅先で出会ってからずっと一緒にいる妖精だ。
今日の服装は白髪に似合う黄色のリボンに、真っ白なフリルワンピースを着ていた。
まるでお店に売っているように完成度が高いが、全部リリーの手作りなんだ。凄いよな。
私は挨拶を交わした後に家に入ってお邪魔する事にした。
リリーはハーブティーの用意をしてくれ、ティーセットをテーブルに置いた。
今日淹れてくれたのはマリーゴールドだった。
『どうぞ、スフィア』
『ああ、頂きます』
カップを手に持ってマリーゴールドを一口飲んで感想を言った。
『このマリーゴールド、凄く美味しいよ!』
『喜んで貰えて嬉しいわ、沢山あるからね』
『ああ、遠慮なく飲ませて貰うよ』
二人でマリーゴールドを飲んでいるとフワリは羨ましくなり、
リリーからマリーゴールドを飲ませて貰っていた。
『うん!本当に美味しいのー!』
リリーとフワリの関係はまるで母と娘のようで、
観ているととても微笑ましくなる。
私達の朝はいつもこうしてのんびりとしていて、
リラックスをした後にする事は買い物をするか、
ギルド会場に行くか、このまま寛ぐかの主に三択だ。
今日は身体を動かしたく、お小遣い稼ぎもする為にギルド会場に行く日程だ。
マリーゴールドを飲み干してからティーセットを片付け、
みんなでギルド会場に行く準備をした。
『じゃあ、行きましょうか』
『ああ、今日も頼りにしているよ』
『うん!任せて!』
『ギルドに行くのー!!』
さて、お小遣い稼ぎをしようか。