プロローグ:始まりの言葉
張り切って書きました。
訂正が必要な場所は教えていただけるとありがたいです。
何でもない家の中の何でもない部屋の中に、
1人パソコンとにらめっこしている男がいる。
「ああああHPがあああ‼ヤバイ死ぬって‼死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死………ハアアアア…死んだ」
たった今、ゲームで無様に負け、ため息をついた男は
三神 真 18才無職 現在ニート
普段使わない足で階段を下りた真は、
キッチンからニートの定番カップメンを、
自分の部屋に持っていった。
ズズズ ズズ ズズズズズズ
カップメンをすすりながら、
もう1度ゲームを再開させようとしている真に、
1通のメールが届いた。
少し怪しさを感じながらもメールを開くと
[君はこの世界に生まれてきて良かったかい?]
「はあ?なんだこれ、誰だよこんなの送ってきたやつ。気味わりい」
どうせいたずらか何かだろう。そう思い無視しようとしたとき、
チリン、とメールが届いた。ゲームを再開できないことに、
苛立ちを感じながらもメールを開いた。そこには、
[こんな世界より、こっちの世界に来ないかい?君を歓迎するからさ。]
こっちの世界?何いってんだ?あれか、中二病ってやつか。
最近多くなってきたな。まあいいや、
こんなの適当に返信すりゃあいいだろ。
[そうだな、早くいってみたいもんだ、こっちの世界とやらにな。]
この言葉がすべての始まりだった。
カチ とメールを送信した瞬間、正確にはその0.2秒後、
キイイイイイイイイイイイイイイイン
どこからともなく耳鳴りのような不快な音が聞こえてくる。
そしてそのまま俺は気を失った。
………
……
…
「んん……あああ…頭痛ってええ、なんなんだよ今の音……ってうわああああああああ」
目が覚めると、なんと俺は遥か上空から落下している最中だった。
「嘘だろおおおおおお‼死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ‼」
手を合わせ何度も何度も祈るも、速度を緩める様子はない。
(ああ、俺死ぬんだな)
そう思い、いきることを諦めたその時、
フワッ
止まった。そしてゆっくりと地面に近づき、地に足をつけた。
状況がつかめないでいる俺に、
「大丈夫ですか?急に人が落下してくるから、驚きました。」
声がした方向に目をやると、そこには、
銀髪の美少女が立っていた。
すると不意に、激しい頭痛が襲いかかってきて、
俺はもう一度、気を失った。
どうだったでしょうか。
これからもちょくちょく出していきたいと思います。