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辞めないで!メイドさん!!  作者: ダブルT
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第1話 メイドさんが来たー!

メイトと執事、それは、とても優秀な人材で、ご主人様をサポートする者達。そして、使うことは出来ないが、魔力と言うものを身体に宿している。


ご主人それは、選ばれた特別な人間。ご主人はメイドや執事の魔力を使用することができ、その魔力で武器を作ったり、個人スキルを発動することが出来る。そして、この者達は魔物と言われる者と戦う。


そして、その者達が己を高めたり、学んだり、パートナーを見つける為の学校がある。その名前は聖クローバー学園。






「それで、お話とは何でしょうか?校長先生」


ノバ・エスタリックス。このクローバー学園の校長で、学園最強のご主人です。彼女は女性で魔女がかぶるような、帽子をつけているのが特徴で、何もかもが不思議で魅力的な女性です。


「貴方は3年生になりましたね」

「はい」


藤原明日香。メイド服を着た黒髪美女です。彼女は実力ナンバーワンのメイドで、炊事洗濯掃除何でも出来て、性格もスタイルも顔も何もかもが、完璧なメイト。そのため人気も一番で、彼女とパートナーを組みたい人が山ほどいる。そのため、彼女のパートナーは保留となっている。


「それで、貴方にはある人のメイドになってほしいのよ。勝手に決めたけど良いかしら?」

「それは私のご主人様が決まったことですか?」


彼女の心の中は驚き半分と、喜び半分だった。二年間待ち続けたパートナーが、やっと決まったらだ。顔には出さなかったけど、内心はとても喜んでいた。


「そうよ。それで彼のメイドになってくれる?」

「もちろんです!それでご主人様は誰でしょうか?」


明日香は、もう興味津々でしょうがなかった。校長は興奮する彼女を見て、ニコニコと笑った様子で話の続きを答えた。


「塩田大輝よ。彼はニートで変態だけど、仲良くしてあげてね」

「は、はあ?」





「ふぁ~!眠い・・・」


塩田大輝。ニートをしてます。俺はご主人だが、メイドと言うパートナーがいない。そんな俺は学園に行かず、寮で毎日ぐーたらの生活をしている。今日もゲームして寝て、ゲームして寝る。そんな事を飽きずに毎日する。


「はぁ~、暇だな」


ピンポーン!


ゲームをしていたら、チャイムがなった。数分前出前で頼んだピザが来たのかな?俺は財布を持って、玄関に向かった。


「ハイハイー、今出ますよ~、ピザはいくら、です・・か・・」

「初めまして、大輝様。今日から大輝様のメイドになる、藤原明日香です。よろしくお願いいたします」


待っていた人はピザの人じゃなかった。


「・・た・・」

「はい?」

「・・・きた」

「何がです?」


明日香は小声で言う俺の声が聞こえないみたいだ。


「黒髪美女メイドが来たー!!」

「はい?」

「何だ!君は!?」

「え?ですから藤原明日香と申します」


突然に大声を出して、明日香ちゃんがビックリしてしまった。


「藤原明日香ちゃん!なんと理想なメイドなんだ。日本人らしい黒髪で、癖毛一つもない肩のあたりまで伸びた綺麗なセミロングの髪!顔立ちは日本美人!その小顔に大きな目!口は小さくプルプルしてそうで、お肌もツヤツヤのツルツル!身長も少し高めでスレンダーな身体!お尻は小さく引き締まってるけど、柔らかそう!胸も小さすぎず大きすぎす、ちょうど良い大き・・・いや、ちょっと小さいかな?だが、それでも!張りがありそうな、綺麗なお椀型の胸!それら全てを総合して、ドストライクでタイプです!好きです!一度で良いで!おっぱいをさわらせてください!」

「ひっ!?」


なんか引かれた気にするな!ヤるんだ俺!俺は明日香ちゃんに鼻血を出しながらダイブした。ヤバい!頭の中の妄想が止まらん!


「ダメに決まってるでしょ」

「ぐべら!?」


突如横から強烈な蹴りが、飛んできた。俺はそのまま壁にめり込んだ。


「ごめんなさいね、明日香さん。彼かなりの変態で、美女を見たら直ぐに飛び付くの。だから彼が入学してから今日まで、この部屋に監禁してたの」

「は、はあ」

「あれ?校長先生どうしたんですか?」


俺は何も無かったように、めり込んでた頭を壁から抜いた。


「ちょっとね、厄介事できたの。だから貴方の力を借りたいのよ」

「別に良いですけど、その変わりに報酬として、校長先生のパンツをください!」

「な、何を言ってるんですか!?」

「嫌に決まってるじゃない、何で私が貴方みたいな駄犬にパンツをあげなきゃいけないのよ。あんたみたいなグズは、黙って言われたことをやれば良いのよ」

「校長先生!?酷すぎませんか!?」

「はい!私はグズ野郎です!私はあなた様の命令を聞くことしか、存在価値がない人間です。喜んでやらせていただきます!」

「見事な服従っぷりですね!?しかも何で嬉しそうなんですか!?」


あぁぁん!ば、罵声がキモチイイー!!俺は土下座をしながらくねくねと体を揺らし、頬を紅く染めていた。


「それじゃあ、明日香さん彼のお世話をよろしくね♪」

「よろしくね!明日香ちゃん!」

「い、嫌ですーー!!」


この日明日香ちゃんの叫び声が、部屋から聞こえた。

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