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プロローグ ~ 主人公1の後悔
現実は小説よりも奇なり。
これを実際に体験する者は果たしてこの世に何人いるのだろうか。
集まるところには五万と集まる。それが俺が出した答だった。
何故か。
得てして”ありえない”と言われる現象とは1つの場所で連鎖的に起こるからである。
これから始まる物語はその連鎖の中の一部分に過ぎない。
所詮1人の人間が関わる事象というのはその程度だ。
だがそんな”ありえない”現象と言うのはたった一部分でも、人一人の人生に大きく関わる。
平々凡々な人生を送る筈だった、と嘆くべきか
開き直って非現実な現実的日常を歩んでみるか
まぁ人は好奇心には勝てないし、俺は人の子なので間違いなく後者を取るのだが、
後悔先に立たず、ってなるのは必然だわな。