3.なんやかんやで転生しました
寝て起きてたまにお菓子なんかを食べて。
そんな日々を過ごしていた日常は唐突に終わりをつげた。
「ちょっとー探してもしなかったからどこに転生させたのかと思ってたらまだ転生させてなかったの?」
そんなことを言いながらどこからともなくもう一人女子が乱入してきた。
「今やろうと思ってたとこ」
「そう言っていっつもやんないでしょうが」
そんなやり取りをしり目に昼寝でもするかなんて思いながらベットに向かおうとすると
「今お前の話してるんだから寝ようとするな」
と怒られたので仕方なく机に座りお菓子を食べて待つことにした。
最近ようやくイメージするだけで食べたいお菓子を取り出せるようになったな〜なんて思いながら。
「地球から来た人は適応が早いとは言え地球からものを取り寄せることができるようになるまではかなりの時間がかかるし、、、いや、それほど長い時間この空間ですごしていたのか」
ぶつぶついいながら自分の世界に入り込んでしまった。
「おーやっとお菓子を取り出せるようになったんだ。これで私も日本の知らないお菓子を食べることができるようになる」
「ようやくあれを、あれを取り寄せることができるようになったぞー」
「まさか、まさか」
「テッテレ~、安眠マスク~」
「それがうわさの安m『お前はさっさと転生しろ!!』」
自分の世界から帰ってきたかと思ったらいきなりドアのようなところから放り出された。
「ちょっとそっちは!」そんな声が遠くで聞こえているような気がしながら目の前が暗くなり次第に意識がなくなっていった。
邪魔された昼寝をするかなんて考えながら。