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第九章75 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第4試合】35/【イレギュラー・バトル】1

 戦いというのに限らず、ちょっとした【ハプニング】などがあり、【イレギュラー】な展開となるいうのはつきものである。

 それは当然、他の試合でもあったのだが、この第4試合では、それについてもちょっと振れてみよう。

 【イレギュラー】展開はこれだけではなく、複数回、起きたのだが、その中でもちょっと異質だと思える展開は【共闘】と言う展開だろうか?

 【共闘】が異質?

 【共闘】とは今まで敵同士だった者同士が協力して共通する他の敵を倒す事になる展開であり、指して珍しい事とも思えない。

 だが、どちらかがつぶし合う勝負をしながらでの【共闘】と言うのは珍しい事であると言えるだろう。

 分かり易く言えば、協力するつもりは無かったが、結果的には【共闘】と言う形になったと言うだけの話である。

 それは突然、試合会場に現れた。

 【覇王】を決める戦い【覇王杯/オーバーロード・カップ】・・・万人ば万人、全ての者がそれを望んでいる訳ではない。

 中にはそれを快く思わない者も少なからず存在する。

 【覇王杯/オーバーロード・カップ】に乱入してそれを邪魔しようとする不届き者も少なからず存在するのである。

 これは、【神魔】がプロデュースした【バトルフィールド】の隙間を抜けて侵入した【存在】が出現し、双方のチームがその【部外者】を排除しようとした結果、【共闘】と言う形になったと言う話である。

 【神宮姉妹チーム】対【ノア・ファーヴルチーム】の戦いも白熱し、次の対戦をどうするかチームリーダー同士が相談する展開になっていた時に【それら】は現れた。

 【それら】とはどういった存在か?

 それは、【覇王】が決まった時、【覇王】となった者が立ち向かうべき【超越】や【謎】、【出鱈目】などと言った圧倒的な【脅威】にも含まれず、中途半端な強さを持った【覇王】にもそれに対する【脅威】にもなれない中途半端な【半端者】達の集まりである。

 仮にそれらを【ならず存在】としよう。

 【ならず存在】達はなぜ、中途半端な力なのに、【覇王杯/オーバーロード・カップ】の戦いに乱入できたのか?

 それは【時空】を操れる【超アイテム】/【時空玉】の欠片を持っているからである。

 【時空玉】と言う【超アイテム】は【時空】を操る能力があり、【空間】を裂いたり、【時】を止めたり巻き戻したりする事が自在に出来る【超チートアイテム】となっている。

 通常の物語では【ラスボス】が持っている様な【アイテム】と言えるだろう。

 だが、【芳一】の【フィクション・レジェンド】でもこの【時空系】の【能力】も大した事が無いと言う表現をしている。

 【時空】を操れる能力も【芳一】の考える世界観では絶対ではないのである。

 【フィクション・レジェンド】では、【時空】を操れる【能力者】は作品の序盤に登場している。

 何故、序盤か?

 それはラスボスの【クスンタティーア】が登場した場合、その一切の能力が使えなくなるからである。

 例えば【時】を止めると言うことは【クスンタティーア】も含めて【時】を止めると言う事である。

 【クスンタティーア】には一切の力が通用しないため、いくら【時】を止めても、【クスンタティーア】を中心に時は動き続ける。

 そのため、歪みが生じてしまうため、【時空系】の【異能】が使えるのは【クスンタティーア】の第1本体、【クスンタティーア・セレークトゥース】が誕生する前までと言う制限が設けられていた。

 絶対的な強者を前にして【時】を止めたり戻したりする能力は無意味であるという表現である。

 空間についても同様である。

 【能力】に対して一切影響されない存在が1名居るだけで、それは無効となると言う表現である。

 つまり、【芳一】にとって【時空系】の異能も大した能力ではないと言うことである。

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