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第九章74 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第4試合】34/【オフェンス&ディフェンスコラボタイムレース】5

 【ノア】は、彼自身の二大最高傑作作品の1つとなる【マキシマム(MAXIMUM)ストロンゲスト(STRONGEST)】から【リザ・モナ】と言うキャラクターをチョイスして、【雛鞠】の最高傑作【全部のせ】の世界観で展開される【ミッション】に挑戦しようとしている。

 【全部のせ】とはどういう作風か?

 やはり、姉の【美彩】が集大成として考えた最高傑作作品【オール・ベスト】と同様に色んなジャンルが入った【オールジャンル作品】となる。

 やはり、【SF】、【ファンタジー】、【恋愛】、【バトル】、【ホラー】、【ギャグ】、【日常】、【冒険】等々、様々なジャンルに該当する部分を持った作風となっている。

 だが、【芳一】の【フィクション・レジェンド】や【美彩】の【オール・ベスト】との作風の棲み分けがされている全く別の作品となっている。

 この世界で重視されるのは【フィクション・レジェンド】の【夢】や【オール・ベスト】の【愛】でも無く、【価値/評価】である。

 【フィクション・レジェンド】では最終的に【夢】を多く持ったり、大きな【夢】を持つ者が勝つ事が表現されている。

 それに対して【オール・ベスト】では最終的に真実の【愛】に目覚めたり、一途な【愛】、大いなる【愛】を貫いた者が勝つ事が表現されている。

 それに対して【全部のせ】では最終的に価値の高い物を持ったり、他者への評価が高かったり、権力を持っていたり、成り上がった者などが勝利する様な表現が多い作風となっている。

 そう言う意味では結構現実的なシビアな世界観と言えるだろう。

 【雛鞠】の持つ世界観では【夢】や【愛】だけでは勝てないと言う世界観になっているのである。

 ただし、卑怯な事をして【評価】を上げたりする行為は御法度に近く、その行為をしたキャラクターはもれなく上げるに上げた状態でどん底までたたき落とす転落人生が表現されている。

 【雛鞠】が重視する世界では、姑息な手段で成り上がる者を評価するのではなく、実際に歴史的価値があったり、優れた技術などを正統に評価して、本当に価値が高い物に対して正確な評価をしてと言う世界観なのである。

 そう言う意味では現実離れしているとも言えるだろう。

 現実の世界では、身の丈に合わない不釣り合いな高評価を得ていたり、もの凄く価値のあるものが埋もれて居たりする事は珍しくない。

 【雛鞠】はそう言うのが大嫌いであり、価値のあるものは正統に評価したいと言う性格なのである。

 そのため、【正義】も求めている。

 色んな作風の【漫画】を作っている【雛鞠】だが、彼女が本当に作りたい物を集めたのがこの【全部のせ】と言う作品である。

 その【雛鞠】が考える【ミッション】も正々堂々とした物が多く、正統に【クリア】する資格がある者はそれが例え敵だろうと、クリアする事は難しくないが、不届き者だった場合はどんな強者という設定になっていようとミッションクリアは不可能に設定している。

 【ノア】がそれに気付くかどうかがこの【100のミッション】の攻略の鍵を握ると言っても過言ではないだろう。

 そのシーンについてはご想像にお任せするとしよう。

 【雛鞠】対【ノア】の勝負についての紹介は以上となる。

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