第九章70 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第4試合】30/【オフェンス&ディフェンスコラボタイムレース】1
【神宮姉妹チーム】対【ノア・ファーヴルチーム】の戦いも他の試合同様に最高潮に盛り上がっていた。
その中でもチームリーダー同士の戦いではその後のバトルの主導権を握る可能性もあり、特に盛り上がっている。
【神宮姉妹チーム】のチームリーダー、【神宮 美彩】対、【ノア・ファーヴルチーム】のチームリーダー、【ノア・ファーヴル】戦は非常に見応えがあったが、【神宮姉妹チーム】にはもう1人、チームリーダーが居る。
【美彩】の妹、【神宮 雛鞠】である。
3月3日の誕生日を迎えて、7歳になった彼女も立派にチームリーダーとして【ノア・ファーヴル】とガチンコでぶつかって勝負をしていた。
【雛鞠】対【ノア】の勝負は、【オフェンス&ディフェンスコラボタイムレース】と言う勝負だった。
これには、【オフェンス側】と【ディフェンス側】で2つの【作品】を使うことになる。
簡単なルール説明としては、敵チームの【ディフェンス側】の【作品】の用意した【100のミッション】の内、8割に当たる【80のミッション】を自分のチームの【オフェンス側】の【作品】のキャラクターが相手チームの同じ条件より先にクリアした方のチームが勝ちである。
【オフェンス側】の【作品】のキャラクターチェンジは5つのミッションをクリアすれば、1回する事が可能となっている。
つまり2回したければ10のミッションをクリアする必要があると言う事になる。
また、100のミッションの内、80のミッションをクリアすれば良いので、20のミッションは切り捨てとなる。
どのミッションをクリアするかは指示役となる【雛鞠】や【ノア】がする事が出来るが、【雛鞠】と【ノア】は【キャラクター】と同期出来ないので自然のままの力でキャラクターは挑む事にある。
【雛鞠】と【ノア】はあくまでも使用しているキャラクターに100のミッションの内のどのミッションに挑むか指示出来るのみである。
要は司令官としての能力を問われる勝負となる。
この勝負に【雛鞠】は、
【オフェンス側】の作品として、姉の【美彩】が考えた最高傑作作品となる【オール・ベスト】を選択した。
また、【ディフェンス側】の作品として自分が考えた最高傑作作品となる【全部のせ】を選択している。
【ノア】は、
【オフェンス側】の作品として、二大最高傑作作品となる【マキシマム・ストロンゲスト】を選択した。
また、【ディフェンス側】の作品として、二大最高傑作作品となる【ゴッド・モンスター】を選択している。
どちらのチームも最強のカードを切った最強対決となっている。
これで盛り上がるなと言う方が無理な話となるだろう。




