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第九章64 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第4試合】24/【山手線追い越し対決】5

 一方、【マルゴット】の方は【凛】が受けていた【ミッション】で【サバイバル(SURVIVAL)キャンパー(CAMPER)】でのターゲットでもあった【辰人(たつひと)】と同期して、【神宮姉妹チーム】の【マルチバース×ユニバース】の【精霊使い】/【メニュー・リスト】を倒すと言うミッションだった。

 偶然か、必然かこの【山手線追い越し対決】はお互い【同期】しあった【キャラクター】同士が相手のターゲットとなると言う形になった。

 もっとも、【凛】の方は無事、【辰人】を殺す事に成功しているので、次のターンも同じと言う事にはならない。

 それに例えお互いミッションに失敗して同じ駅だったとしても【凛】の停車駅であった【浜松町】には8つのミッションがあり、ローテーションで順番に回るのと同様に、【マルゴット】の停車駅である【目白駅】にも【神宮姉妹チーム側】には、7枚のミッションが書かれたカードが置かれているため、例え【マルゴット】がミッションに失敗しても同じミッションになるのは8ターン後という事になる。

 そう言う勝負である。

 【辰人】が持っている【能力】は、【ピアノ線】による、暗殺である。

 【ピアノ線】とは、硬鋼線で強度が高い高級高張力鋼線のことを指す。

 弾性率が高く、ベッドスプリングや建築用途のシャッタースプリングや自動車のシートスプリングなどのばね用の他、多少の伸び縮みを吸収する性能が求められるコンクリート補強、長大橋のケーブルなどにも利用されているものである。

 【ピアノ線】と言えば、推理物などでは殺人に使う道具としても割と有名である。

 それを使うキャラクターである。

 また、忍者の末裔という設定でもあるので忍び込むのはお手の物である。

 結果として、のほほんとしていて全く油断している【メニュー】を暗殺するのは訳が無かった。

 結果として、【マルゴット/辰人】も【メニュー】を倒した事でミッションクリア。

 【サイコロ】を振って、6を出した。

 その後で上から6枚目ではなく山札の一番上の【トランプ】のカードを引き、【ジョーカー】を引き当てた。

 【ジョーカー】は【内回り】と【外回り】を自分の好きな方を選べる。

 相手チームの【凛】の現在地は、【五反田】となっている。

 【マルゴット】の現在地は、【目白】であり、【五反田】とは【内回り方面】だと9駅離れているので6駅進むと【渋谷駅】となり、【五反田】とは3駅違うと言う形になり近くなる。

 ただし、次は相手である【凛】のターンになるので、【凛】がミッションをクリアして【外回り方面】で【サイコロの目】を4以上出してしまうと【マルゴット】の負けが確定してしまう。

 つまり、距離としては微妙に怖い位置となる。

 今回は【ジョーカー】を引いているので【内回り方向】を選択して【渋谷】へ行くのでは無く、【外回り方向】を選択して、【西日暮里】に移動して距離を取ったのだった。

 結局、また、【五反田駅】と【西日暮里駅】で距離が離れてしまったのだった。

 こうして、次のターンで、【凛】は【五反田駅】の最初の【ミッション】、【マルゴット】は【西日暮里駅】の最初の【ミッション】に挑戦する事になる。

 この勝負の結果についてはご想像にお任せする事になる。

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