第九章6 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第3試合】3/バトル方式2
第3試合のバトル方式について【愛珂】の説明は続く。
【愛珂】は、
「良いか、良く聞け。
認めたかねぇが、正直、軽く見たところ、うちらのチームもお前等も【選ばれし者】としてのチームは【弱小チーム】に分類される。
そんな【弱小チーム】同士、お互い、出来るだけ戦力を温存して次の試合にのぞみたいと思わねぇか?」
と言った。
【ヌル】は、
「驚きました。
貴女達は自分のチームが弱いチームだって認めるのですね?」
と言った。
「あぁ、そうだ。
弱えーもんは弱えー。
自分のチームの力を過信するほど、うちらのチームは節穴じゃねぇ。
このままじゃ勝ち残れねぇって自覚してる。
お前等は違うのかよ?」
「いえ・・・私達の実力が他のチームと比べて弱い事も熟知しています。
だから、チームワークで勝ち残ろうと考えていました」
「だったら話が早いや。
お互い、初戦の段階から戦力は削りたくねぇ。
違うか?」
「確かに・・・それは言えていますね」
「だからだ。お互い、出来るだけ戦力を削らねぇように勝負を付ける。
だけどよぉ、戦う以上は、戦力が傷つくのは避けられねぇ・・・と思うのが素人の浅はかさよ。
うちらとしては、次以降の戦いに戦力を温存するため、勝った方のチームが戦力を出来るだけ削らない戦い方ってのを推奨したい。
お前等はどうなんだ?」
「もちろん、それは私達としても望むところです」
「そこでだ。うちらも【逆転参戦方式】のチームに習って勝負しねぇか?」
「それは、どういう事でしょう?」
「簡単な話だ。
うちらとお前等のチームが提供するのはあくまでも双方、自分達のチームの【世界観】と【キャラクター】だけだ。
用意するのは、お互い、選んだ【作品の世界観】の49種類の【ミッション】とそれをそれぞれクリアした設定になっている49キャラだ。
ここまでは良いか?」
「えぇ・・・」
「そんじゃ次行くぜ、それで49種類の【ミッション】に1から49番の番号を割り当てる。
そして、縦横7マスずつのビンゴ盤に1から49番の番号を出鱈目に割り当てる。
そのビンゴ盤は相手チームには見せない様にする。
見ることが出来るのはお互いバトルに参加権利を放棄させる【審判役】のみだ。
ビンゴ盤に不正をしない様にお互いのチームで1人ずつ監視役を用意するんだ。
そして、バトルは、代表者が49キャラの1人を選び、次に、番号を宣言する。
そしたら、選んだキャラクターで、【ビンゴ盤】にある【ミッション】に挑戦しなくちゃならねぇ。
もちろん、【ミッション】と【キャラクター】には相性ってもんがある。
【キャラクター】によっては成功したり失敗したりするだろう。
選んだ【キャラクター】で【ミッション】をクリア出来れば、そのマスはゲットだ。
失敗したら、そのマスはゲットにならないのでキャラクターを選び直して再挑戦する必要がある。
ただしだ、ミッションに失敗したキャラクターは二度と使えねぇ。
また、審判役はミッションを1つ終わる度に、相手のチームの【ビンゴ盤】の未使用の番号を1組だけ入れ替えることが出来る。
そう言うルールだ。
それで縦横斜めで3列揃えたチームが勝ちってゲームだ。
【メンバー】と【キャラクター】の【同期】は無しだ。
あくまでも素の状態の【キャラクター】が【ミッション】をクリア出来るかどうかで勝負する。
それなら、自分のチームのキャラクターが悪戯に傷つくこともねぇはずだ。
どうだ?この勝負、受けるか?どうなんだ、おいっ」
「そうですね・・・お互いのチームの世界観とキャラクターを使っての勝負ならば、不正もしようがないですね。
良いでしょう。
望むところです。
その提案、受けましょう。
それで戦いましょう」
という事になったのだった。