第九章59 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第4試合】19/【双六対決】ノア・ファーヴルチームサイドの挑戦2
【ヨランダ/アンジェリカ】は2ターン目になって100面ダイスを振り、今度は51が出た。
なので、84マス目から51マス進んで135マス目で止まった。
すると今度は、【ミッション135/ファンファーレが間隔を置いて、10回鳴る。
【ファンファーレ】と【ファンファーレ】の間に起きる事件は1つずつ起きるとされる。
その事件を未然に防げ。
成功すれば100面ダイスを5回振る事が出来る。
失敗すれば100面ダイスで振った数に5倍をかけた数字を振り出し方面に戻る事になる】
とあった。
今度はハズレミッションと言えるだろう。
まず、【ファンファーレ】と【ファンファーレ】の間に起きる事件が何だか解らない。
その何が起きるか解らない事件を事件が起きる前に未然に防げと言うのは無理ゲーと言えた。
それでも1回目と2回目の間の【放火未遂】、
2回目と3回目の間の【殺人未遂】、
3回目と4回目の間の【強盗未遂】、
は何とか未然に防いだ。
だが、4回目と5回目の間の【落書き】には気付くことが出来ず、【未遂】では無く、【事件化】してミッション失敗。
ペナルティーを受ける事になった。
ペナルティーは、【神宮チーム】が100面ダイスを振り、出た目の5倍の数字の数だけスタート方面に戻されると言うことになる。
【神宮チーム】が振った100面ダイスの目は、25だった。
つまり25×5で125となる。
よって135マスから125マスもどって10マス目になった。
25だったから良かったものの、27以上だったらスタート地点に戻ってこの勝負の敗退が決定していた。
と言う様にハイリスク・ハイリターンな進み方をするのである。
同じルールの進み方で地道に行くか?、それよりも多くのリスクかリターンがある進み方で行くか?
そう言う勝負がこの【双六対決】と言う勝負だった。




