第九章58 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第4試合】18/【双六対決】ノア・ファーヴルチームサイドの挑戦1
一方、【ノア・ファーヴルチーム】からは、イタリア人女性【ヨランダ・アッリェッタ】が出て、【神宮姉妹チーム】の【謎のファンファーレ】をベースとした【10000マス双六】に挑戦する。
こちらの条件としては、【ヨランダ】が、【神宮姉妹チーム】へのミッションに使用している【アルティメット・ジュエリー】と言う時計作品をイメージした【キャラクター】と同期している。
これは、時計作品なので、【神宮姉妹チーム】の【漫画】の様に多彩なキャラクターは登場しない。
あくまでも【こういう者】に着用して欲しいという願いを込めてイメージした【キャラクター】なので、【キャラクターの個性】は低いと言える。
なので、【神宮姉妹チーム】が10キャラと同期する条件でしているのに対して少々、地味な印象がある【キャラクター】となるが、その分、【双六】のシステムの方が、ドラマチックに設定してある。
具体的にはどのような事を指しているのか?
それは、【ノア・ファーヴルチーム】用意して【神宮姉妹チーム】が挑戦している【双六】は、100面ダイスを振って出た目に進んでミッションを行い成功すればもう一度振り、マスを進めるが、失敗すれば【ノア・ファーヴルチーム】が100面ダイスを振ってスタート方面に戻すと言う割とシンプルなルールでやっている。
それに対して、【神宮姉妹チーム】が用意して【ノア・ファーブルチーム】が挑戦している【双六】は【ミッションにダイスを振る条件が追加されている】と言うものである。
つまり、100面ダイスを振って出た目に進んでミッションを行い成功すればもう一度振り、マスを進めるが、失敗すれば【神宮姉妹チーム】が100面ダイスを振ってスタート方面に戻すと言う条件ではなく、違う条件でダイスを振ることになるのである。
例えば成功すれば、もう1回では無くもう2回100面ダイスを振れるが失敗すれば相手チームが3回100面ダイスを振ってスタート側に戻されるなど、ハイリスク・ハイリターンで【双六】が行われるのである。
【双六勝負】は、【神宮姉妹チーム】が提案したので、やはりそれだけ凝った設定で作れると言う事になるのだろう。
実際にそのシーンを少し紹介してみよう。
まず、【ヨランダ】は、【アルティメット・ジュエリー】の所有者として想定している【アンジェリカ】と言う女性キャラと同期した。
【ヨランダ/アンジェリカ】は、100面ダイスを1回振り48を出した。
48マス進み、そこに書かれている【ミッション48/お使いを繰り返し【ファンファーレ】の鳴る日没までにレーズンパンを貰う事。
成功すれば100面ダイスを2回振れる失敗すれば100面ダイスを2回振られて数字の大きい方を採用される】
と言う指示が出た。
これは割とらっきーなミッションといえる。
お使いを頼みたいと言う人からお使いを依頼されて、お礼に何かを貰うという事である。
これならば、片っ端から声をかけて行けば、お使いを頼みたい人にあたる。
会話をして、お礼に何をくれるか聞き出せれば、その中で【レーズンパン】を焼いてごちそうしてくれる人の依頼を遂行すれば良いのである。
12人に声をかけて12人目にして、目的の【レーズンパン】をお礼にくれる人で、姪っ子に忘れ物を届けると言う割と楽な依頼だった。
これでミッションクリアしたので100面ダイスを2回振る。
1回目は12、2回目は24が出たので合計36。
48+36で1ターン目は84マス目に1ターン目は移動する。
順調かと思われたが、2ターン目でヒヤヒヤする事になる。




