第九章57 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第4試合】17/【双六対決】神宮姉妹チームサイドの挑戦3
【神宮姉妹チーム】の【神絵師】であり、数々の有名漫画家からオファーがある最強アシスタント【吉根 麗奈】29歳は、【謎のファンファーレ】のへっぽこ探偵キャラ、【迷探偵【素礼羽堂 加奈】】と同期して、【アルティメット・ジュエリー】をベースにした【10000マス双六】の56マス目のミッション、【ミッション56】/【【スーパーオパール】を手に入れろ。
【スーパーオパール】の入った宝箱には10のロックがかかっている。
それには10枚のカードによるロックの解除が必要となる。
1枚目のカードがある位置はスーパーヒーローと挨拶した位置に2枚目のカードのヒントと共にある】に挑んでいる。
正直、何のことかさっぱりわからない。
だが、展開した世界観にはたくさんのヒーロー像が町の至る所に建っている。
ポーズも色々だ。
仁王立ちしている像、
座り込んでいる像、
飛んでいる像、
ガードしている像、
蹴りを入れている像、
眠っている像、
天を仰いでいる像、
ガッツポーズを取っている像、
ファイティングポーズを取っている像、
など色々だ。
だが、探してみたが、どこにも挨拶をしている像は見あたらない。
まず、それを見つけなければ話にならない。
と思っていたのだが、【麗奈】と同期した【加奈】はさっそく転んだ。
「いたた・・・すりむいた・・・」
とぼやいたのだが、彼女はハッとした。
転んだためしゃがんだ状態になり、その位置から【飛んでいる像】を見ると下半身の部分が別の建物と重なって見えなくなっており、さらに建物のショーウィンドゥのガラスに映った上半身が見えない状態になっているマネキンと合わせて見ると、ちょうど、【飛んでいるヒーロー像】がお辞儀している様に見えたのだ。
お辞儀をしていると言う事は挨拶をしていると言う事。
その足下に当たる所には、一枚のカードと紙がセットで落ちていた。
壁の色と同じ色になっていたから目立たず、気付かなかった。
だが、【ミッション56】の【最初のカード】と【2枚目のカードを指示した紙】がそこにあったのだった。
やはり、【加奈】との同期は間違って居なかったと【麗奈】は確信したのだった。
こうやって【ミッション】を進めていくのである。
【麗奈】の挑戦の紹介については以上である。




