第九章55 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第4試合】15/【双六対決】神宮姉妹チームサイドの挑戦1
双方のチームの相談と創作が終わり、【双六対決】の準備が出来た。
【神宮姉妹チーム】は、【謎のファンファーレ】をベースにした【10000マス双六】、
【ノア・ファーヴルチーム】は【アルティメット・ジュエリー】をベースにした【10000マス双六】を提供し、相手チームがその【双六】に挑戦する事になる。
まずは【アルティメット・ジュエリー】の【10000マス双六】に挑戦した【神宮姉妹チーム】を追っていこう。
【神宮姉妹チーム】からは、【神絵師】であり、数々の有名漫画家からオファーがある最強アシスタント【吉根 麗奈】29歳がトップバッターとして出番となる。
この【双六】のルールとしては以下の様になっている。
プレイヤーは1名であり、同期出来るキャラクターは対戦している相手チームに現時点で挑戦の素材として提供している【作品】の中のキャラクターから10キャラを選択する事が出来る。
ミッションによって同期するキャラクターをチェンジする事が出来るが、1度に同期出来るキャラクターは1キャラまでとする。
と言うものである。
この条件だと、プレイヤーは【麗奈】1人ということになり、同期できるキャラクター現時点で【ノア・ファーヴルチーム】に挑戦させている【謎のファンファーレ】の中のキャラクターから10キャラまでと言う事になる。
同期するキャラクターがミッションクリアしなくても基本的にそのキャラクターがやられる事は無いが、ミッションに失敗した場合、同期する予定のキャラクターとの同期が一回りするまで使用不可となる。
つまり、10キャラ分全部用意すれば良いと言う問題ではなく、使用するキャラクターの数を増やしすぎると1回ミッションに失敗した場合、再び使いたくても他の未使用キャラクターを全員使い切るまで使えないと言う事になるのだ。
だから同期するキャラクターの人数選択というのも戦略の1つである。
ただし、【双六スタート時】に何キャラ使用するかどうかを決める必要は無く、止まったマスのミッション事に使うキャラクターを宣言する事が出来る。
この考えで行くと、ミッションに1度失敗した同じキャラクターを2回目に使用した時点で、【使用キャラクター】と言うのは確定となる。
例えば、1度目のミッションで失敗したキャラクターが出て、その後のミッションで、5キャラ使用してその次にまた1度目の失敗をしたキャラクターを使用した時点で、【麗奈】が同期出来るキャラクターは6キャラというのが確定という事になる。
また、10キャラを超える数のキャラクターは使用不可となる。
11キャラを使った時点で、そのミッションはペナルティーとして失敗扱いとなり、相手チームの【ノア・ファーヴル】チームが100面ダイスを振り、スタート側に戻されると言う事になる。
また、ミッションクリアするとまた100面ダイスを降ってもう一度進めるが、二度目に止まったマスのミッションはやる必要はない。
次のターンで更に100面ダイスを振り、それで止まったマスのミッションをやると言う事になるのだ。




