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第九章45 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第4試合】5/【神宮チーム】の思い/切り捨てた12作品1

 【芳一】への憧れを捨てて、あえて【芳一】に勝つつもりでこの【覇王杯/オーバー・ロード・カップ】順転参戦方式に参加した【神宮チーム】だが、実は姉妹で考えた特別な【漫画】は24種類以上作っている。

 姉【神宮(かみや) 美彩(みあや)】は、16作、

 妹【神宮(かみや) 雛鞠(ひなまり)】は、20作で、合計すると36作。

 姉妹で合計すると逆転参戦方式に参加出来る資格を得るためには後、1作品という所まで考えている。

 ただし、【逆転参戦方式】に参加出来る資格は正式には【1名】で【特別な37作品】を考えると言う事である。

 【神宮姉妹】の様に【2人】で【37作品】ではない。

 仮に、姉妹で24作品ずつ作り合計48作品作ったとしても1人あたり24作品しか考えて居ないので【逆転参戦方式】の資格は得られない。

 逆に【怨魔体】の方の【特別な13作品】と言う事であれば、お互い13作品以上作っているため、姉妹一緒ではなく、別々のチームとして参加する事も可能であった。

 その場合は、【選ばれし者】の参加者が多少変わったかも知れない。

 だが、【神宮姉妹】は、姉妹一緒に挑戦するため、作品数を【御神体】の求める【24作】に絞って参加した。

 そのため、【12作】を削って参加しているのだ。

 採用しているのは【美彩】が8作、【雛鞠】が16作となっている。

 つまり、【美彩】の8作、【雛鞠】の4作の12作は切り捨てている。

 だが、このまま埋もれさせるには惜しい作品ばかりなので、その12作をまず紹介しておこう。

 まず、【美彩】の1作目だ。

 【タイトル】は、【フィクション×フィクション】と言う。

 これは、【芳一】のライフワーク作品である【フィクション・レジェンド】からオマージュした作品となっている。

 【美彩】は2作品、【雛鞠】も2作品、【フィクション・レジェンド】からオマージュした作品を作っており、【美彩】は更に3作品、【芳一】の作品からのオマージュ作品を作っており、今回、除外した12作品の内、半分以上の7作品がこのオマージュ作品である。

 この7作品は【24作品】に残した作品よりも決して劣っていた訳ではない。

 むしろ、完成度は高かったと言える。

 にもかかわらず、【24作品】から除外した。

 それは、【芳一】との決別を意味していた。

 【芳一】のインスピレーションに頼った作品は選ぶべきではないとしてあえて除外したのだ。

 【フィクション×フィクション】の内容だが、【コア】と呼ばれる【核】に粘土の様な【謎の物質】を肉付けしていくと【怪物】が作れると言う【世界観】となっており、【フィクション・レジェンド】とは異なる世界観となっているが、【フィクション・レジェンド】とは元々【同じ事をやらない】と言うコンセプトでやっているものなので、そっくりそのまま真似る事は【フィクション・レジェンドイズム】を継承している事にはならない。

 それよりは作り方、作る作法の様な物が【フィクション・レジェンド】の内容の作り方に似ていると言う所でオマージュ作品として【美彩】は自分で認定しているのだ。

 見た目ではわかりにくいため、他者には解らない。

 自分でこれが【フィクション・レジェンド】のオマージュ作品かどうかを認める事が重要なのである。

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