第九章29 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第3試合】26/即興創作対決6
【プラタマ】は、【ヌルチーム】の【大冒険】と【華刻嬢チーム】の【クエスト・オブ・クエスト】の混ざった【世界観】/【ミックスワールド】で、【クエスト・オブ・クエスト側エリア】/【ブラック大陸】に存在する最初の【ラスボス(と言う立場の中ボス)】を討伐するのに必要な最低攻略人数5人と最大攻略人数9人と言う【天啓】を【神】から得て、【大冒険側のエリア】/【ホワイト大陸】にある10の国で仲間集めを開始した。
【ホワイト大陸】にある10カ国の名称は、
(01)【ファイーヤ】、
(02)【ウォータ】、
(03)【ソイール】、
(04)【ウィーンド】、
(05)【フラシュ】、
(06)【シャード】、
(07)【ヴォイッド】、
(08)【ナッシーング】、
(09)【ミステーリ】、
(10)【ラッストエンド】、
となっている。
【プラタマ】の出身地は【ファイーヤ】となっており、そこからのスタートである。
【ファイーヤ】は【火の国】とも言われ、【火】にまつわるものが多く存在する国となる。
また、情熱の国としても有名と言う設定になっている。
【プラタマ】は最初の町である【ラムホ】に居る。
【ラムホ】にも有望株は3名ほど居ると言う設定になっている。
その3名と仲間になるために動くことにした。
遠回りに思えるかも知れないが、仲間は増やしておくに越したことは無いと判断している。
【大冒険】の【世界観】において【友達1000人】作るのは正しい事と居るルールがある。
友達が少ないイコール戦力が足りないと言う考え方なので、この世界では、多くの仲間を作って行くことがベストなやり方であるとされている。
急がば回れ。
一見、寄り道をしている様に見えても、それが一番答えに近いと言う考え方を推奨しているのだ。
だから、【プラタマ】は焦らず、知りあった存在に声をかける様にしている。
まずは1人目。
【顔見知りのネッパ】と知りあう事にした。
【ネッパ】は実力としては大したことがない。
だが、彼は、様々な情報を持っている。
作中で知りあってみたら実は【ネッパ】の知り合いで、そこから話が発展すると言う事も多くあるのだ。
【大冒険】の世界において、必要のないキャラクターは1キャラたりとも存在しない。
全員が必要。
全員が大事。
全員が大切な仲間。
そう言う精神で世界観を作り上げた。
それが【絆】を【チームカラー】とする【ヌルチーム】の集大成というべき作品の1つであると言えるだろう。
【ヌルチーム】は他の作品にも【絆】や【仲間】が大事という事は一貫して貫いている。
そう言うチームなのである。
【プラタマ】は、
「もし・・・落としましたよ。
これ、貴方のですよね?」
と声をかけた。
【ネッパ】は、
「ん?怪しい奴だな?
さては俺からスリ取ったのか?」
と怪訝顔だ。
第1印象は最悪である。
だが、ここから【プラタマ】は話を続け仲間になっていく。
それを繰り返し、1人、また1人と仲間を増やしていくのである。
【対話】と【信用】、【信頼】と【笑顔】。
そうやって【プラタマ】は仲間を1人1人増やして行った。
それを【ぬる過ぎる】と吐き捨てるチーム。
それが【華刻嬢チーム】である。
【絆】なんざ、クソ喰らえ。
それが、彼女達のチームのチームカラーとなる。




