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第九章27 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第3試合】24/即興創作対決4

 【即興創作対決】ではどちらのチームもすぐに【テーマカード】で記された【ラスボス攻略】にはつながらない作品をチョイスした。

 そして、対決として【ヌルチーム】の【大冒険】と【華刻嬢チーム】の【クエスト・オブ・クエスト】の世界観を混ぜて主人公が先に相手チームの【作品】のラスボスを倒せれば勝ちと言う勝負をする事になったのである。

 注意して欲しいのは自分のチームの世界観のラスボスを倒してもそれはサッカーで言うところのオウンゴールと同じ扱いとなり、自分のチームの負けとなる。

 これは、自分のチームの世界観を使って相手チームの【ラスボス】を相手チームが自分のチームの【ラスボス】を討伐するより先に討伐する事により、勝利するという条件の勝負である。

 もちろん、自分達の用意した世界観で用意したもので相手の世界観のラスボスを倒す事が出来なければそもそも無理ゲーと言うことになるという勝負である。

 つまり【ヌルチーム】は自分の世界観に居るキャラクターを集めて力を付けて【華刻嬢チーム】のラスボスを倒すことを目指し、【華刻嬢チーム】は自分の世界観に居るライバルを倒しながら力を奪い、【ヌルチーム】のラスボスを消滅させる事を目指すと言う勝負となる。

 要するに最初は自分達の世界観でのやりとりとなる。

 また、相変わらず、メンバーと対決に用意した主人公キャラクターとの同期は無しであり、主人公キャラクターが相手チームのラスボスキャラクターを倒したり消滅させた事で勝利が確定するものとする。

 そう言うルールでの勝負となる。

 では、まず、【ヌルチーム】の活動から追っていこう。

 【主人公】の名前は、【プラタマ(PRATAMA)/最も幸運な】と言う男性キャラクターである。

 この【大冒険】と言う【世界観】では、冒険に出るとき、【クエスト】に参加出来る【人数】と言うものが設定される。

 これは最低人数で攻略出来る【人数】と最大参加が認められる【人数】が決められる。

 例えば、【3人/8人】であったと仮定すれば、そのクエスト攻略に必要最低人数は3人だが、最大8人までパーティーを組めると言う事になる。

 主人公の【プラタマ】は3人以上、8人以下にパーティーメンバーを調整して挑むと言う事になるのだ。

 そう言う意味ではゲーム性が高い世界観となり、内容としてもおもしろい世界観と言って良いのではないだろうか?

 【プラタマ】は、【ヌルチーム】の【大冒険】と【華刻嬢チーム】の【クエスト・オブ・クエスト】の混ざった【世界観】/【ミックスワールド】の【大冒険側エリア】に居る。

 【プラタマ】は【神】に祈り、この世(世界観)を苦しめている悪の討伐を宣言する事でその【クエスト】に必要な最低人数と最大人数を【天啓】として受け取る事が出来るのだ。

 【ミックスワールド】の【クエスト・オブ・クエスト側エリア】に存在する最初の【ラスボス(と言う立場の中ボス)】を倒すと宣言しても同様の【天啓】を得ることが出来る。

 【プラタマ】は、

「大いなる神よ。

 わたくし、、【プラタマ】は神に仇なす魔を討伐いたします。

 新大陸(【ミックスワールド】の【大冒険側エリア】の事)に罪を振りまく魔王が居るとのこと。

 わたくしめが、そやつを成敗いたします。

 どうかお導きを」

 と言った。

 すると・・・

《神の子、【プラタマ】よ。

 お前を含め5人以上9人以下でその試練に挑みなさい。

 さすればお前に次なる道が開けるでしょう》

 と言う【天啓】を授かった。

 これが、【ミックスワールド】の【クエスト・オブ・クエスト側エリア】に存在する最初の【ラスボス(と言う立場の中ボス)】を討伐するのに必要な最低攻略人数と最大攻略人数である。

 これ以上でもこれ以下でも討伐は不可能となるため、【プラタマ】は、その範囲内で仲間を集めて出逢いと別れを繰り返し、最初の討伐を目指すと言う事になる。

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