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第九章26 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第3試合】23/即興創作対決3

 双方のチームでじゃんけんをして勝利した【ヌルチーム】のリーダー【ヌル】が20枚のカードから1枚を引いた。

 結果は【ヌルチーム】が考えた【テーマ】を引いたが、【華刻嬢チーム】が有利になりそうな【ラスボス討伐】の【テーマカード】を引いてしまった。

 結局、勝負の方法はお互いの選んだ作品の世界観を融合させて、先に、それぞれの世界観での相手が指定した【ラスボス】を倒した方が勝利という条件で勝負すると言う事になる。

 必然的に双方のチームは【バトル】に特化した【世界観】を出すと言うことになる。

 【ヌルチーム】は、

 1作目の、【ナンバーワン・ビクトリー】という【物語】。

 2作目の、【大冒険】という【物語】。

 の2作品、

 【華刻嬢チーム】は、

 1作目の、【クエスト・オブ・クエスト】という【物語】。

 2作目の、【バトル・チャンプ】という【物語】。

 3作目の、【グランド・チャンス】という【物語】。

 の3作品の中から1作品をそれぞれ選ぶと言う事になる。

 【ヌルチーム】は最終的に【大冒険】、【華刻嬢チーム】は最終的に【クエスト・オブ・クエスト】と言う作品を選んだ。

 どちらも冒険をテーマにした作品となる。

 と言う訳でこの【大冒険】と【クエスト・オブ・クエスト】が大体どんな物語かを簡単に説明しよう。

 まずは、【ヌルチーム】の【大冒険】についてだ。

 内容としては、【ヌルチーム】らしく、【仲間】とか【絆】をテーマとした【物語】となっている。

 主人公は1人だが、毎回自分のパーティーメンバーを入れ替える事が出来ると言う設定として作っている。

 【ラスボス】については物語として存在していない。

 【ボスキャラ】と呼ばれる存在が10体存在し、その【ボスキャラ】同士が2体でも一箇所に集まってしまうとそれがツガイ(夫婦)となり【ラスボス】が誕生となり、ゲームオーバー。

 つまりバッドエンドとなる。

 主人公はそうならない様に、10体の【ボスキャラ】が動かない様にパーティーメンバーを入れ替えながら各地を移動し、10体全てを封印すると言う物語となっている。

 この【物語】のクリア条件としては、10体の【ボスキャラ】を封印した所で【ラスボス】の顕現は不可能となりミッションコンプリートすると言う形となる。

 1体倒して終わりでは無く、【ラスボス攻略】を難しくしている点ではナイスチョイスというところだろう。

 続いて、【華刻嬢チーム】の【クエスト・オブ・クエスト】についてだ。

 内容としては、【華刻嬢チーム】らしく、【チームワーク】をテーマとしていない。

 仲間の代わりにたくさんの【競争相手】/【ライバル】が存在し、その【ライバル】達を倒すと相手の【能力】を1つ奪えると言う世界観となっている。

 つまり、相手の力を強奪して行き、如何に単独で、【ラスボス討伐】を果たすか?

 それを求められている世界観と言える。

 この物語も【ヌルチーム】の【大冒険】同様に攻略しにくい【ラスボス】になっている。

 この世界観では、【ラスボス】は10体存在する。

 【ラスボス】は倒されるとそれは【ラスボス】では無くなり、別の場所に【ラスボス】と呼ばれる存在が現れ物語の展開が激変する。

 そうやって【ラスボス】を倒す度にその【ラスボス】が否定され、新たな【ラスボス】が現れるため、真の【ラスボス】がこの世界に顕現されるには9体の【ラスボス】を倒さなくてはならないと言う設定である。

 つまり、【ラスボス】と言う名の【中ボス】を9体、順番に倒して行かないと【ラスボス】が現れないと言う仕組みになっている。

 結果として【ヌルチーム】も【華刻嬢チーム】もすぐに【ラスボス攻略】とはならない展開になっている。

 そう言う意味では【ラスボス攻略】と言う【テーマカード】に対してどちらのチームも良いチョイスだと言えるのだった。

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