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第九章24 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第3試合】21/即興創作対決1

 【ヌルチーム】対【華刻嬢チーム】の戦いは【ビンゴ対決】だけではない。

 そこで、他の戦いも少し紹介しておこうと思う。

 お互いが弱小チームとして認めている両チームにとっては自分のチームの【作品】を出来るだけ傷つけない事を重視出来ればそれをバトルすると言う事も採用される。

 他の試合がそうである様に【世界観】同士をぶつけ合う試合もしているのである。

 ただし、それぞれのチームの【作品】を傷つけない様に、一定の時間を使って、自分の【チーム】の特別な作品以外の作品を即興で考えて、それに特別な作品をベット(賭け)すると言う勝負方法である。

 それぞれのチームは【テーブルトーク】と【オリジナルバトルルール】を考える事に特化しており、それ以外を得意とはしていない。

 そこで、純粋に【創作物】をチーム全員で作り、その優劣を競う戦いという事でまとまった。

 また、優劣を単純に強いか弱いかだけだと面白味が無いので、【華刻嬢チーム】が初戦でやった【オリジナルバトルルール】/第21案【瑛里沙ルック/トリプル(TRIPLE)】のルールを一部採用して、お互い、【勝負】のテーマを書いた【カード】を相手に見せない様にして10枚分作り、それを中味が見えない様にして神経衰弱の様にバラバラに配置し、代表者がじゃんけんしてそのバラバラのカードを1枚引いて出た指示のテーマで勝負すると言う事になったのだった。

 まずは、【創作時間】としてお互いのチームに【一ヶ月間】の時間が割り当てられ、【創作物】を作る。

 それは10作以内であればいくつ作っても良いとする。

 【一ヶ月後】になったら、お互いのチームが10枚のカードに1つずつ【テーマ】を書く。

 そして双方のチームの合計20枚のカードをシャッフルして場に書いてある文字が見えない様にしてバラバラに配置し、じゃんけんで勝った方のメンバーが一枚引きその引いたカードに書かれた勝負で勝敗を決めると言うものになる。

 と言う訳でそれを少し追ってみようと思う。

 まずは、【ヌルチーム】の相談シーンからだ。

 【華刻嬢チーム】の相談シーンが聞くに耐えない程、見苦しい相談になるのでそれに対応した【ヌルチーム】の相談シーンも伏せる事にするが、相談内容は以下の様になっていた。

 まずは、いくつの作品を作るか?である。

 創作期間は1カ月間である。

 みんなで作るとは言え、弱小チームを自覚している【ヌルチーム】にとって、多くの作品を作るのには無理があると言える。

 かと言って、1つだけの場合、相手チームの指定したテーマ次第では、負ける可能性が高い。

 なのでちょうど良いバランスの数の作品を作りテーマをばらけさせる事が良い案だと言うことになった。

 こちらは仲が良いチームなのでほぼもめ事も無いまま決まりそうだったが、それでは譲り合いが過ぎる。

 こういう事は多少揉めても自分の意見を言い合う事が大事だという事で、それぞれ、自分の考える【世界観】を出し合って、それでどれが良い、どれがいまいちなど議論して、最終的に3作に絞って創作活動をすると言うことにしたのだった。

 それで3日間を使って議論に議論を重ねて作る作品の数は3作品から5作品の間と言う事になり、最終的に5作作るつもりで作るが創作内容次第では4作や3作などにしぼって作ると言う事にまとまった。

 また、【華刻嬢チーム】は、相談はしない。

 しても揉めると解っているからである。

 そして、作った作品で自分の作ったもの以外でどれが良いかを投票して最終候補を決めると言うやり方にする事にした。

 そのため、メンバー1人辺り1作品を作ると言うルールだけもうけて、何作品か決める事には時間を作らず、すぐに創作活動に入ったのだった。

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