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第九章12 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第3試合】9/華刻嬢(げこくじょう)チームの作戦タイム2

 【華刻嬢(げこくじょう)チーム】が相談(殴り合い、つかみ合いの喧嘩?)の上一旦決まった、最初に出す【オリジナルバトルルール】は、第14案【海音約定/弐】という案だった。

 だが、今回の勝負にそぐわないとしてすぐに物言いがついた。

 何故、第14案【海音約定/弐】に物言いがついたか?

 これは、言ってみれば、殴る権利を賭けた【コスプレ勝負】であり、得意不得意をつけにくいため、属性で言えば【無属性】と言える種類の【オリジナルバトルルール】だからである。

 簡単に説明すれば、これは商業施設を1つまるまる借り切って行う勝負である。

 まず、対戦相手は、2つの【ボックス】にそれぞれ入った【イラスト】と【紙】を1枚ずつ引く。

 それは【コスプレ】の元になる【キャラクター】の【イラスト】が描かれているものと【攻撃指示】が書かれているものを選択するという事になる。

 つまり、例えば【キャラクター】の【イラスト】が【ロリータファッション】になっていた場合、それを再現するのに必要な、

 【レースブラウス】、

 【エプロンスカート】、

 【ドロワーズ】、

 【フリルボレロ】、

 【リボンカチューシャ】、

 【日傘】、

 【フリル付きハート柄ソックス】、

 【ポシェット】、

 【厚底シューズ】、

 などを揃え、【ロリータファッション】を完成させる。

 もちろん、その【ファッション】を着用する事が大前提である。

 そうなった場合、【紙】に書かれた、

 【パンチ3発】、

 【蹴り2発】、

 【大外刈り1発】、

 【バットで殴る3発】、

 【ラリアット1発】、

 などが書かれていた場合、先にコスプレのファッションになって定位置に戻れた方が、その権利を得て、出来なかった方が甘んじてその指示された攻撃を黙って受けると言うことになる。

 攻撃を全部受けきった後で立っていれば、勝負は続行となるが倒れていてテンカウント入れられたら負けるという勝負方法となる。

 この場合、属性が付けにくいとして物言いがあったのだ。

 その代わりとして用意したのが、第12案【逸輝法令/へ】であった。

 やはり、何かを決めるに対してもそれぞれ自己主張が激しいため、もめるにもめて遺恨を残しながら決まったと言えるのだった。

 ただし、またしても一時的にである。

 最終的には更に別の案が採用されることになった。

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