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5/9

ひらひらドレスが悪い

なんとか衝撃の事実から立ち直った私は、砂浜を歩いていた。

気付いたんだけど、砂浜だと凄く疲れやすい。こんなところまでリアルにしなくて良いのに。



「なんかキラキラしてる…白いボール?」



近くに行ってみると、20cmぐらいの宝石みたいなボールが砂浜に落ちていた。

なにあれ凄くお金になりそう。


採取しよーっと。



ガバッ!



「うげっ!なんかでかいカニが出てきた!」



ボールに触れようとしたら、砂の下から1メートル越えのカニが出て来た。

おでこからはボールが生えている。


名前は…チョウチンガニだって。まんまじゃん。



「ブクブクブクブク」


「うわっ、バ○ル光線じゃん!」



ポケ○ンの技みたいに泡を飛ばしてきた。

絶対攻撃じゃん!


私はマイクで泡を叩いた。あ、割れた。

よーし、カニさん倒しちゃうぞー!


泡を潰しながらカニに近付き、ハサミでの攻撃を躱し、マイクでタコ殴りにしたった。


10回ぐらい叩いたころに、カニは死んでいった。



『チョウチンガニを倒した!

経験値とカニ球を手に入れた。

レベルが上がった!』



『カニたま

ドロップ率はそんなに高くないため、そこそこのお値段で売ることが出来る。』



「お、やっとレベルが上がった!」



ステータスもちょっと上がってるし、強くなったみたい。

嬉しい。


ただ気付いたんだけど、今の私は常にデバフがかかっていて、弱くなっている。

だって無名だし、散策してるだけで目立ってないもんね。



「まあいっかー。のんびりいこっと。」







「ひょえー、大きな谷だ。底が見えないよ。」



街に向かうため、さっきと違うルートで登山していると、途中で大きな谷を見つけた。

底は暗くなっていて、何も見えない。


崖のギリギリまで行くと、ゲームなのに足が震えそうになる。

高所恐怖症とかじゃないけど、単純に生命として死を感じる。



「いやぁ、流石にここに飛び降りるのはなぁ。」



アニメや映画では、底に何かがあったりするけど、今は落ちたらそのまま死ぬ未来しか見えない。

せめて安全に着地出来る方法を見つけないと。



「うん、マッピングはされてるし、今日のところはやめておこう。」



私が崖から離れようとしたその時、急に強風が吹いてきた。



「ちょっ、今そんな風吹いたら、あ、うそっ…。」



風でよろめいて1歩後ろに下がってしまう。

でも後ろには地面がなくて…。



「ひゃ、うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



バランスを取ろうとするも、服はひらひらドレスだから、風を受けてしまう。

つまりどういうことかというと…。



「谷底を見ようとした私のばかぁぁぁぁぁぁ!!!」



私は谷に落ちてしまったのだった。

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