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3/9

スライム

こうやって登山をするのは初めてだったりする。

まあゲームの世界だけどね。


ここでも一応疲労度や空腹度はある。

数値としても表れるし、感覚的にも感じる。


だから私は、木に実っていた果物を食べています。

このゲーム…INFINITY WORLD…略してインルドでは、1度触れたことのあるアイテムの情報が分かるらしい。木に実っている状態では、『何かの果実』となっていた赤い実も、木に登って採るとリンゴになった。


木登りは意外と簡単に出来た。

さすがゲーム。


あと他にも、色々なところに採取できるものがあったから、回収している。

キノコとか薬草とか石ころとか。




今のところ、モンスターとは出会っていない。

運が良いのか悪いのか。まあ良いって事かな。

今の私にはマイクしか武器がないし。







って思ってたらモンスターが現れた。

水たまりが動いてると思ったら、スライムだった。

モンスターの名称は、触れなくても分かるらしい。



スライムは変な触手を伸ばしてきて、私を叩いた。

痛みはそんなにだけど、HPが少し減っていた。あとちょっと濡れた。


また叩こうとしてきたけど、次はマイクで叩いてみた。

すると触手は地面に飛び散った。水みたい。


スライムがどうするのか見ていると、私から逃げ始めた。

敵わないと思ったのかな。

まあ逃がすつもりはないけど。


スライムは鈍足だからすぐに追いついた。

…あ、スライムの中にビー玉みたいなのがある。私知ってるよ、これが弱点だって。


私は足でそのビー玉を踏んでやった。

じゃあ、スライムが溶けて地面に吸い込まれていった。



『スライムを倒した!

経験値とスライムの核を手に入れた。』



なんか視界の端にそんな文章が出てきた。

私はスライムの核を取りだしてみた。



『スライムの核

食べるとしゅわしゅわする。甘味として人々に好かれている。』



パクッ



…あ、これ三○矢サ○ダーの飴の味がする。

私の中で、目に付いたスライムを踏み潰すことが決まったのだった。






山の頂上に行くと、街の反対側には山を挟んで海が広がっていることが分かった。



「おー、海だー!」



私は下山を始めたのだった。

インルドって略し方ダサいですね

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