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鬼桜-kizakura-  作者: Souji(鬼桜-kizakura-)
第1章 悪鬼滅殺 編
1/4

プロローグ『惨劇の始まりの悲劇』

時は遡る…。


今から2000年以上も前…。


人の世に"鬼"という存在があった…。



彼らは人間の"上位種"。

"自然界の頂点"…"全生物の王"として…古くから恐れられていた…。







京都…大江山…。



「いたぞぉぉ‼︎」


甲冑に身を包んだ男達は燃え盛る炎の中…刀や槍を手に、大声を上げて走る。


「化け物め‼︎」


「皆油断するでないぞ!相手は…


かの凶暴な"妖"…"酒呑童子"なのだ‼︎」






「ハァ…ハァ…」

炎に包まれる朱塗りの屋敷のむこう…しんしんと降る雪の庭に、1人…息を切らした女性が膝をついている。彼女の純白な着物に、点々と…血が滲んでいる。…その周り、大勢の武者が彼女を囲む。



雪に透けて溶け込む白く長い髪。大きく美しい銀色の瞳。生々しく生えた2本のツノ。まぶたから伸びた紫の模様…。その姿は、どこか…"人間離れ"している。






そんな彼女の前に、1人の男が歩み寄る。


ーー源…頼光っ…!

女性は男を睨む…。



男はゆっくりと太刀を抜き始めた。…きらびやかな刀身が降り積もろうと落ちる雪の結晶を帯びる。


「覚悟はできたか?…"酒呑童子"…」


男はそのまま太刀を構え、夜空へと振り上げる。






「人間…共……め…」





太刀は…静かに彼女の首へ降りおりる。








ーー呪ってやる…っ…‼︎








こうして…大江山の妖…"酒呑童子"は…命を落としたのだった…。

そして…現代…東京…。

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