二章2 極限の超能力者
「ただいまー」
『た、大変だー!』
おい!いきなりどうした!?と言いたいが、ここまで慌ててるってことはおそらく…
「ウツロか?」
『察しがいいね、その通りだ』
「場所は?」
『三英第二公園だ。今日の集合場所になっているとこだよ!』
「第二公園ってここから歩いて20分は掛かるとこだぞ!?間に合うのかよ!?」
『大丈夫、このワープマシンを使えば一瞬だ!』
なんかスーパーヒーローの裏を見たような気がするけど取り敢えず急がなきゃな。
「準備はできた、いくぞバト!」
『ああ!ワープマシン起動!』
その瞬間、俺は目を閉じたが、開けたときには第二公園の景色が俺の視界に広がっていた。
そしてそこにはポ○モンのアクジ○ングのような怪物が仁王立ちしていた。
一般の人達はすでに避難しており、遠くから様子を見ている。
「何だよアイツ、アクジ○ングそっくり」
『わかったから早く変身して』
おっとそうだった。変身変身っと。
するとまた、俺の中のもうひとつの感情が出てくる。
「よっしゃあ!気合い入れてくぜ!変身!」
バト曰く変身に掛かる時間はやく0.01秒。でも体感時間は30秒ぐらいだな。
「悪しきを燃やし、弱きを照らす!真紅の大将!キャプテン・スカーレット参上!」
――周りから歓声が上がる。悪くは無いなこういうの。よっしゃあ!いっちょやってやるぜ!
俺がウツロに向かおうとした時、背後でピンク色の激しい光が輝いた。俺にダメージがないってことはウツロの攻撃じゃないはず…
じゃあ一体…
「な、何だ?」
思わず心の声が漏れてしまった。取り敢えず光のあった方を見てみる。
――そこには、ピンクのヒーロースーツを身に付けた、ポニーテールの美少女が立っていた。
「この力、悪をねじ伏せるために有り!極限の超能力者!マキシマム・サイキッカー見
参!」
俺以外のスーパーヒーローがここに!?
もしかして彼女が!?まぁいい!取り敢えず彼女と協力しよう!
「おい!そこの嬢ちゃん!俺と協力してくれないか!?」
「えっ!?あっ、ひゃい!わ、わわわ分かりましたっ!」
えっ?威勢のいい名乗りだったのにこの対応!?こいつ大丈夫なのか!?可愛いけど。
アクジキングの種族値配分何とかしてゲーフリ