一章4 太陽の化身
もうひとつの人格は熱血系主人公でした。いよいよバトルシーンに突入です!
光が消え、そこにヒーローは立っていた。
――赤いアンダースーツにはサーモンピンクのラインが入っており、ベルトから下は黒いアンダースーツになっている。スネはプロテクターに守られており、両肩にはアーマー、胸にはレッドサンを模した宝石(?)が付いたメタリックグレーのプロテクターが装備され、肩から真っ黒なマントが風にたなびいている。髪型もしっかり直され整った顔立ちが露になる。
両腕に装備されたグローブを握り締め、ヒーローは名を名乗る。
「悪しき者を燃やし、弱き者を照らす太陽の化身!真紅の大将ここに見参!」
『おぉっ!性格変わった時は驚いたけど中々カッコいいね!じゃああのウツロを頼んだよ!スーパーヒーロー!』
「ああ!任せとけっ!」
昔から気合いが入るとつい性格が変わっちまう、だがそんなことは今どうでもいい、目の前のデカブツをぶっ倒さなきゃなんねえな!
でも…あれ?俺ってどうやって戦えばいいんだ?
「なぁ、俺ってどうやって戦えばいいんだ?」
『戦い方なら君の脳に植え付けてある。だから取り敢えず攻撃の手段を考えてみてくれ!』
言われた通りに考える。ーすると頭の中に 様々な攻撃手段が浮かんでくる。――今アイツに効きそうなのは、これだ!
――「バーニングフィスト!」
俺は拳を握り締め渾身のストレートを放つ。
燃え盛る俺のパンチはウツロの顔面にクリーンヒットする。
『キシャァァァァァッ!?』
ウツロは驚くような悲鳴をあげる。そしてツタのような触手で反撃してきた。
「おっと!危ねぇ!ならもう一発だ!」
――スゲェ…戦い方が頭に染み付いてる!これなら勝てるんじゃねぇか?このまま必殺技で止めだ!俺はそう思うとウツロの攻撃をかわしながら必殺技を頭の中で練り始める。
ーよし!これだ!思い付いたので俺は必殺技を発動する。
「正義の太陽をくらえッ!サンシャイン・ブレイクッ!」
巨大な太陽のような火球をまとった拳が、ウツロに直撃した。
『キ、キシャァァァァァァァァッ…!!』
ウツロは断末魔をあげ光の粒子となって消えていく。
ウツロのいた場所にはしおれた花が落ちていた。植物にも心があるのだろうか。
「一件落着っと!おーいバトー?終わったぞー!」
『あぁ、ご苦労様。僕はまだ仕事があるから君は先に帰っててくれ』
「おう!わかった!」
俺は空を飛んで家まで戻り、家の庭で誰も見ていないことを確認して変身を解く。
「ただいまー」
性格が元に戻り、やる気の無い声で家に入る。
「ちょっと勇!あんた大丈夫だった!?」
――母さんが何を言っているか理解できない。
取り敢えずリビングでテレビを見た。
――なんとテレビにはさっきの戦いが映っていた。
「はぁ?はぁぁぁぁぁぁっ!?」
やっとバトルシーンがかけました。次もお楽しみに!




