二章9 正体突き止め大作戦!
『ミッドナイト・スナイパーの正体を突き止める!?』
「ああ、そうだ」
俺はミッドナイト・スナイパーの正体を突き止めることにした。理由は単純だ。アイツとしっかり話して仲間にする為だ。
『仲間にするって、ただかっこつけて仲間作って無いだけかもしれないのに!?』
「いや、アイツには絶対何かある。そう思ったんだ」
『こういう事から思わぬトラブルに繋がるんだぞ!?ってか咲也には言ったの!?彼らにも迷惑がかかるかもしれないのに!?』
「心配ない。咲也もタマも協力してくれるからな。ってかもう協力してる」
『全く…どうなっても知らないよ!?』
バトの言うことも一理あるがな。それより咲也達は有力情報を見つけてくるといいんだがな…
そう思った矢先、レッドサンに着信が。てかこれ、スマホにしておけるってのが便利だな。
そう思いながら電話にでる。
「勇さん!調査の結果ですが、活動範囲と見た目年齢からして、彼の居そうなところを突き止めました!」
マジかよ!?やっぱ咲也はこういうの強いな!
「おう!ありがとう!で?居そうなところって何処なんだ?」
「はい!私立滝ヶ谷高校です!」
「ああ!ありがとな!じゃあ切るぞ!」
「はい!お役に立てて嬉しいです!それではまた!」
俺は電話を切った。咲也に感謝だ!私立滝ヶ谷高校か…よし、絶対見つけ出…
…ん?私立滝ヶ谷高校!?
『どうしたの?なんかマズそうな顔だけど?』
「…俺と同じ高校だ…」
『え?なにが?』
「ミッドナイト・スナイパーが俺と同じ高校に通ってるかもしれないんだよおおおおぉぉぉっ!」
『探すのが楽になったじゃないか。良かったね!』
「良くねーよ!学校で俺陰キャラだぞ!?人探しなんて無理!」
『じゃあ聞くけど他の場所だったらどうやって探すつもりだったの!?』
「お前に探させるつもりだった」
『全く…君って奴は…まぁ頑張ってね~♪』
「嫌だあああああぁぁぁぁっ!」
こうして正体突き止め大作戦もとい陰キャラへの試練が始まるのだった…
この作戦、無駄になる気がしてきた…
次回、不定期キャラ含め新キャラ多数登場予定。