二章6 仲間成立
毎度毎度少なくてすみません。
「ぞ、俗に言う男の娘ってやつだったのか…」
「はい、昔からよく女の子と勘違いされますし…あっ、でもキャプテン・スカーレットさんも意外と変身前の姿は冴えない感じですね!」
「おい、サラっと失礼なことを言うんじゃない」
俺は今マキシマム・サイキッカーの部屋にいる。バトたちもなかなか来ないし、何か話そうという事でいろいろ喋っているところだ。
「あっ、そういえば自己紹介がまだでしたね!僕は桃山咲也っていいます!」
「赤城勇だ。よろしくな」
「はい!こちらこそ!」
『おうおう、アツいね~お二人さん!』
「誰がホモだポンコツコウモリ、ってかお前いつからいた!?」
『今きたんだよ…ってかそのアダ名酷くない!?』
「お前にはピッタリだろ?」
「はは…楽しそうですね…」
俺は突然やってきたバトと醜い会話を繰り広げる。そういえば咲也が言ってたタマって誰だ?すると…
『遅れてすまないミャ、おおっ!君が赤城勇君か!話に聞いていた通り、冴えない奴だミャ』
「おいネコ、初対面の人に向かってよくもまぁそんな口が叩けたもんだなぁ!」
『まあまあそんなに怒るなミャ。てか俺はネコじゃなくてトラだミャ!」
まぁ確かにトラのぬいぐるみのような見た目だからな…
『まぁとにかく君は咲也の長所を活かすことができるミャ。バトと仲良くしてて良かったミャ。持つべき者は友達だミャ!』
『よせよ~何も出ないぞ~!』
「その割には嬉しそうだな」
『それほどでも、ある』
『話がズレてるミャ。で?君は咲也の仲間になるのかミャ?』
「ああ!もちろんだ!」
『そうか、助かるミャ』
咲也と共にスーパーヒーローとして活躍する、その覚悟ができた俺は改めてこう言う。
「咲也!これからよろしく!」
「はい!一緒に頑張りましょう!」
ー今ここで、二人のスーパーヒーローが手を組んだ。
皆を守るために…
スーパーヒーローは最大三人のチームが組める。つまり…