二章5 マキシマム・サイキッカーの正体
この話で衝撃の事実が明らかに…
「ま、待て!報道陣の質問に答えてからだ!」
「あっ、そうでしたね…」
気が付けば、俺達は報道陣に囲まれていた。
「すみません!貴方がキャプテン・スカーレットさんですか!?」
「はい!俺の事ですよ!」
「いつからスーパーヒーローをやっているんですか!?」
「最近です!」
「では次は…」
報道陣からの質問攻めはかなり疲れる。しかしこれも仕事の一貫だからな…
マキシマム・サイキッカーも質問攻めに苦戦している。
「あっ!もう時間なんで帰ります!それじゃあ!」
俺は空を飛んで逃げることにした。
「あっ!?もう少し質問を~!」
空を飛んで逃げていると、マキシマム・サイキッカーもやってきた。
「はぁ…疲れた…あっ!さっきの話ですが、僕の家で話しましょう!タマも待っていますし…」
「なぁ、お前が今日の約束の相手なのか?」
「はい!実は僕には仲間が一人もいなかったんです!だから仲間が欲しくてタマに頼んだら、知り合いの担当ヒーローを紹介するって話しが来て…あっ!あそこが僕の家です!」
大きさこそ普通だけどオシャレな見た目の家が見えてきた。
変身解除を二人同時に行う。するとマキシマム・サイキッカーはボーイッシュな服装のボブヘアーの美少女へと変化した。
「へぇ、意外とボーイッシュな服着るんだな」
「あっ!勘違いしているようですが…」
――「僕、男の子なんですっ!」
へぇーそっか…………ってえっ!?
えええええええええええええっ!?