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第八話 異世界事情・Part2

こんばんは。五月雨葉月です。


今回はバリバリの説明回です。

今後の展開によっては今回の時系列がおかしくなるかも知れませんが、今のところはこのままで進めさせて頂きます。

 異世界にも、もちろん国がある。


 ルイスが生まれたシスタリア王国のように、何百年と続く大国もあれば、ここ十年くらいに建国された小さな国もある。


 この世界には七つの大陸があり、それぞれ、ローズ大陸、シオン大陸、リュウキンカ大陸、バイオレット大陸、マリーゴールド大陸、カルミア大陸、ルピナス大陸と、地球に存在する花の名前がとられている。ルイスが調べたところ、基本的に物や単位の名前は同じだった。


 シスタリア王国のある、ローズ大陸には、大国が三つ、小国が四つの計七つの国が存在する。


 大国は、シスタリア王国、ミルドラス皇国、イシュニア共和国の三国。

 小国は、イルス帝国、グロード海国、ラファド王国、クラス王国の四国。


 以前はもっと沢山の国々がひしめき合って居たが、二百年以上前の大陸戦争により、様々な国が今の国々へと吸収、併合されていった。


 シスタリア王国(以下シスタリア)は、八百年以上前に建国された、歴史ある大陸の中で最も大きな国である。

 〈創世魔女ウィッチ・オブ・ジェネシス〉、リス・シャルテの七人の弟子のうちの一人で、第一次イルス戦争後、シスタリアを築いた、初代シスタリア国王のレイラ・シスタリア。

 彼女によって築かれた王国は、今では二十六代、実に八百三十六年が過ぎていた。

 大陸戦争でも自分の領地を守りきり、さらに戦争により瓦解した国々を助けるために吸収していったため、もともと広大だった領地はさらに大きくなっていき、今では大陸中の国の中で群を抜いて一番の広さの領地と民を持つ国である。

 彼女もこんなに長く国が続くとは思っていなかったに違いない。


 ミルドラス皇国(以下ミルドラス)は、シスタリアの隣に位置する、シスタリアほどではないが、五百年以上の歴史を持つ、そこそこ大きな国だ。

 大陸戦争時には一時的にシスタリアと対立していたが、今ではすっかり友好国になった。


 イシュニア共和国(以下イシュニア)は、ローズ大陸の国の中で唯一の共和制の国家だ。

 大陸戦争では中立を保ち、領地を広げも狭めもしなかったただ一つの国でもあった。

 大陸戦争前までには王国制だったが、当時の国王が無理に戦争に参加しようとし、結果的に革命で共和国になってしまった、という歴史を持つ。


 グロード海国(以下グロード)は、隣に位置するシオン大陸との海峡のローズ大陸側にある島国の都市国家で、主にローズ大陸とシオン大陸との中継地として栄えている。

 シスタリアの海岸から少し沖に出たいくつかの諸島に存在する。

 大陸戦争ではシスタリアなどと共に戦った。


 イルス帝国イルスは、ミルドラスとシスタリアの中間、そしてローズ大陸の橋の小さな半島に位置する、グロードよりも小さな国。

 幾度も戦争を始める危険な国だと各国から行動を常に監視されている。

 大陸戦争の引き金にもなった国で、ミルドラスなどと共に戦った。


 ラファド王国(以下ラファド)は、こちらも小さな国で、グロードの隣、グロードとシスタリアに国境を接している。

 大陸戦争ではシスタリアなどと共に戦った。


 クラス王国(以下クラス)は、イルスの隣にある、イルスとそこそこ交流のある国。

 大陸戦争時にはイルスと共に戦ったが、仲が良いとは言いきれないようだ。


 大陸内のな関係図としては、


 シスタリア◎ミルドラス、イシュニア、グロード

 シスタリア○ラファド、クラス

 シスタリア×イルス

 イルス△クラス


 のような感じになるらしい。

 上記以外は普通の交流がある国同士だ。


 もちろんこれ以外にも、他の大陸の国々とも交流が盛んらしく、シスタリアの港から各大陸を結ぶ定期船も運航されているらしい。


 元議員としては、政治についてが最も気になる所だが、どうやらあまり、法律などは決められていないらしい。


 種族による差別の禁止。

 盗賊など以外への窃盗・強盗・傷害・殺人の禁止。

 麻薬の禁止。


 など、簡単にルールが決められ、それぞれを違反した時の罰なども決められているようだった。


 ただ、差別の禁止があるのに奴隷制度があるらしく、ルイスには、


(なぜこんな矛盾する事が……)


 と思えたが、どうやら罰の一つに、奴隷へ身分を落とす、などの項目があったり、借金を返しきれなかった時に奴隷にされたりと言う事があり、改めて日本との違いを知ったりもした。


 シスタリアの所属するローズ大陸の主な言語は共通語で、これは、シオン大陸、ルピナス大陸、マリーゴールド大陸、バイオレット大陸で使われている、この世界で最も多くの人が使う言語だ。


 カルミア大陸ではカルナス語、リュウキンカ大陸ではリュウキンカ語が、それぞれ使われている。


 ルイスはその全三言語全てをマスターしたのだった。


 前世で多くの言語を使えたルイスの能力は伊達ではなく、さらに子供のやわらかい頭のお陰か、すいすいと知識を身に付けることができたのであった。




ここまでお読み頂き、ありがとうございます!


今回、相当読んでいて眠くなったはずです。

だって説明回ですからね。仕方がないですよね。


さて、なんとなんと、850PVを突破致しました!

ありがとうございます!

これからも頑張って書いていきたいと思いますので、よろしくお願い致します!


次回はちょっと時間を戻してルイスこと三月が死んだあとの現代日本についてのお話のはず。


予定通り明後日火曜日に投稿予定です。


ブクマ、ご感想、ありがとうございます!

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