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第四十四話 Halloween party☆Part2★

ハロウィンは終わってしまいましたが、後編です!

 さて、いよいよメインディッシュの時間だ。


 メインで作ったものは、栗がたくさん入った炊き込みご飯。


 炊飯器が無く、鍋でしか調理出来ないので火加減に困ったものの、底の方のご飯におこげがついて、なんとも見ているだけで食欲がすごい事になる。


 混ぜて、3人分それぞれのお皿に盛り付け、席に着く。


「ごくり」

「まだ?」

「すごい」


 みんなで顔を見合わせ、頷きあう。


「「「いただきます!」」


 本日2度目のいただきます。でも、僕も含めて誰も気にすることもなく、美味しそうに待ち構えている炊き込みご飯を味わう。


「ふぁ…………。最高!」

「しあわせ……。すごい」

「なにこれ、すごくいい」


 一言ずつ感想を言った後は、みんな自分のお皿が空になるまで、そしておかわりをよそってそれも食べきるまで無言だった。


 それほど3人で作ったこの炊き込みご飯は美味しく、みんなの愛情が篭っていて最高であると同時に、この季節、この場所でしか食べれないお得感を引き立てて最高の味になっていた。


「ぷはぁ、美味しかった!」

「お腹いっぱいだよ~」

「最高の味でした!」


 次はデザート。

 メインディッシュでほぼお腹いっぱいだけれど、デザートは別腹。


 取れたての栗だけをふんだんに使ったモンブランを出してくる。


 栗を取ってきてすぐに調理を始めて、出来た後も冷やしていたから、とても新鮮で美味しいはずだ。


 3人でフォークを構え、アイコンタクトでタイミングを計る。

 こくり、と頷きあったら、ゆっくりとフォークをモンブランに差し込み、小さく切り分けて口に運ぶ。


「「「……~!!」」」


 ……言葉にならない。

 ……言葉が出てこない。


 なにこれ、凄い美味しいんだけど。

 隣のリリーとマキを見ても、頬を手のひらで押さえて幸せそうにしていたり、目を輝かせてどんどんフォークを口に運んでいたりした。


 あっという間に食べ終わり、最後に残った小さな欠片も残さず食べきった。


「ご馳走さまでした……。すっごく美味しかったね!」

「うんっ! こんなの、今までで始めて食べた!」

「うちの国にはこんなのありません! すごいです!」




 最愛の人と作った最高の料理でお腹を満たし、片付けを終えてみんなで眠りにつく。


 またみんなで作ろうね、と誓いながら。

 今度は何を作ろうか? と楽しみながら。




ここまでお読み頂き、ありがとうございます!!


次のスペシャル回はクリスマスになるかと思います。

それまで本編は多分脱線せず進むと思います。


ご感想、ブクマ、評価ポイント等、ありがとうございます!!

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小説家になろう 勝手にランキングとは、めい様が作成したおよそ45万作品が登録されている、とても大きな非公式ランキングサイトで、作品に設置して読み手の方がクリックする事で点数が入るシステムで────」 「もうっ、また始まった。……良かったら投票してくださいね?」
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