第三十七話 再会
週一ペースだと今までの流れを忘れかけたりして大変です……
だったらもっと頻度増やせばいい、という話ですが私事でそうもいかず……
線引きは難しいですね
広い庭園のような場所に逃げ込み、小さな体と植物を利用して近衛騎士をまくつもりだった。
しかし────
「っきゃ! 」
敷き詰められていた砂利に走り続けて疲れきった足がとられ、転んでしまった。
不思議なことに、先程まで感じなかった痛みが一気に押し寄せてきた。
ここから動いてはダメ、と言っているように。
「ううっ……いたい…………」
膝をさすりながら独り言を呟く。
と、誰かが近づいてくる音がした。
そちらを向いて相手を確認する。近衛騎士だったらすぐに逃げないと……
「騎士さん、じゃない? だ、だれ……? 」
ところが現れたのは、同じくらいの年齢の男の子だ。
その男の子の顔を見たとたん、何故か心臓の鼓動が速くなり、熱くなり、大きくなった。
「大丈夫? 僕は、ルイスだけれど…………」
私はその言葉を聞いた途端、もしかして、という気持ちが確信に変わった。
「ルイス? ルイス・レイ・ラ・シスタリア王子? 」
「う、うん」
ああ…………ついに。
「あなたが……? まんがを描いたっていう……? 」
「そうだけれど…………」
ついに、ついに。
『会いたかった…………。八年間、ずっと。会いたかったよぉ! 』
「ぇ? 」
懐かしの日本語で、懐かしの名前を呼ぶ。
『あのときから探してた。ずっと会いたかったよ…………三月』
やっと……見つけた…………!!
『いのり、祈なの? 』
『うん。ずっと会いたかった! みつきぃ』
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
いやぁ、我ながら短いですね……
次回はもっと長くなるように頑張ります。頑張ります……
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自分でも確認していますが見落としたりすることがあるので……




