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第二十七話 選挙にいこうよ!

こんにちは。五月雨葉月です。


選挙の日という事でまたもやかなり後のお話です。

前回の七夕よりもずっと後のお話。


ネタバレ、展開を知りたくない方は読まない事をお薦めします。

 もう何十年も前の話だ。


 衆議院議員選挙の当日、開票時間。


 それはもう祈るような気持ちで念じたものだ。当選してろ、当選してろ、と。


 そして、当選したと分かった時にはもうそれは言葉にならないくらい嬉しかった。信じられなかった。


 祈も家族も、サークルのみんなも、友人も。一緒になって喜んでくれた。




 時を戻そう。


 シスタリア王国、王国議会議員一般選挙。

 今日はその投票日だ。


 王国史上初の議員選挙であり、世界で初めての歴史的な選挙でもある。


 今まで様々な現代文明をこの世界に持ち込んできたが、これ程政治に関わる大きな改革はしたことはない。


 もうまもなく投票時間が終わり、開票作業がそれぞれの投票所で行われるだろう。


 倍率、実に十三倍。老若男女様々な種族の様々な政治に意見を持つ人々が立候補して、演説して。議員候補は今どんな気持ちだろう。


 家族や知人、友人とドキドキしながら待っているのだろうか。

 恋人と手を取り合って、その瞬間を待っているのだろうか。


 国王として、国内外へ政治のあり方を広め、成年(この世界では15歳)している全ての国民に選挙をしてもらう。


 そして、この世界の人々が思う政治を取り入れる。


 奴隷制を撤廃したのは僕だ。

 新しい法律を作ったのは僕だ。

 大戦が起こり、荒廃していた大陸を建て直したのも、税金、教育、福祉を充実させたのも僕だ。


 でもこの世界の人々が求めている未来(理想)は何だろう。


 そう考えた時、日本の政治を思い出した。


 王国だから完全に委ねる訳にはいかないけれど、ある程度の事ならばもうかなり現代に近づいているこの世界の人々に任せても大丈夫だろう。そう考えた。


 それに、自分達の事は自分達が一番良く分かっているものだから。


 そろそろ開票の時間だ。


 果たして、どんな考えを持った人々が政治を手伝ってくれるんだろう。楽しみだ。




後書きなんて読まなくて良いから投票行きましょう!


ここまで読んで頂き、ありがとうございます。


次回は通常のお話に戻れそうです。


ご感想、ブクマ、評価ポイント、ありがとうございます!!

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小説家になろう 勝手にランキングとは、めい様が作成したおよそ45万作品が登録されている、とても大きな非公式ランキングサイトで、作品に設置して読み手の方がクリックする事で点数が入るシステムで────」 「もうっ、また始まった。……良かったら投票してくださいね?」
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