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オタク議員の異世界転生~異世界政治は難しい~  作者: 五月雨葉月
プロローグ 4月~出合いと別れの季節~
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第一話 4月のある日

皆様、はじめまして!

番外編からの皆様、こんにちは。五月雨葉月です。


やっと投稿をさせていただきます、本家になります。

全然書けていませんが、ぼちぼち更新させて頂きます。


読みづらくなっているかもしれませんが、何卒最後までお読み頂けると幸いです。


 四月二十三日、雨の降る夜に、彼、三嶋三月みしまみつきは、家でいつものようにお気に入りの春アニメを、ソファーに座りながらゆったりと観ていた。


三月は、二十六歳にして、衆議院に勤める国会議員だ。

背は182cm、黒髪碧眼のショートヘアで、中性的な顔立ちをしていて、さらにクセである女の子っぽい仕草のせいで、よく性別を間違われる。

本人が男の娘だ! と、喜んで気にしていない事も一因であるが。


このような記述から分かるように、彼はいわゆるオタクだ。

かなりの趣味性癖を持ち、さらに創作方面にも名を轟かせる程の実力を持つ。


 話を戻すが、三月が大好きなゲームブランドが出した新作ゲームが原作のアニメで、アニメが放送されるやいなや話題になり、視聴率、売り上げ共に、ぐんぐん伸びてきている人気作だ。


 そのアニメのEDが流れ始めると、


「今週も神回だったなぁ~」


 と三月がつぶやいた。


「来週が早くこないかな……と、お腹すいたな」


 彼は思い出したように立ち上がり、チラリと時計を確認した。


「次のアニメまで時間はある、と」


 時間は夜の十時半。三月の観る、次のアニメまでまだ一時間あった。

三月のオタク生活は何かと忙しい事が多く、この日も三月は帰宅が遅くなり、アニメに間に合わない、と夕食を少ししか食べていなかった。


「コンビニ行きますか」


 このような事が多々あるため、いつものように駅前のコンビニに向かう準備をし、傘を持って家を出た。


 既に桜はほとんど散ってしまっていて、家の近くの大通りに面した桜の並木に綺麗なピンク色の花びらは少ししか残っていなかった。


(今年は桜をあまり見ていないな……)


 この辺りは、緩やかなカーブの坂に沿って咲く桜がとても綺麗だと、桜が満開の時期には、大勢の人が集まる人気のスポットだ。


 慣れた道を歩くこと十分、三月の自宅から最寄りの駅に到着した。

 多くの路線が乗り入れ、駅ビルも大きいターミナル駅だ。


 三月の自宅から一番近いコンビニもこの駅に入っていた。この時間は当の前に駅ビルに入るお店も閉まっており、コンビニや二十四時間営業の店しか空いていない。


 三月は慣れたように普段から利用するコンビニに入るといつものように弁当を選んだ。


 会計を済ませ、コンビニを後にして家に帰ろうと傘を開いた。するとそこへ、


「ミキ、こんばんは。今帰り?」


 と、とても可愛い女性に声を掛けられた。

 三月をミキと呼ぶのは1人しかいない。


「おう。祈も帰り?」


 彼女は九条祈くじょういのり。三月の幼馴染みで、付き合っている、三月の大切で大好きな彼女だ。


「そうなの。疲れちゃった。」


 いつものように肩に寄りかかってきた祈に、三月は、微笑みながらそっと頭を撫でた。


「そっか。お疲れ様。」

「えへへ、ありがと♪」


 くすぐったそうにしながら祈は満面の笑みで答えた。

 そんな祈に三月は、

 

「これくらい、いつでもしてあげるよ。それより祈、今帰りなら一緒に帰らない?送っていくよ?」


 と言った。時刻はもうすぐ夜十一時。女性、特に祈のような可愛い彼女が一人で出歩くのは三月にとっても好ましくなかった。

 さらに、二人の家が隣同士というとても近い場所に住んでいるため、送り迎えも簡単に出来るのだ。


 そしてその言葉に、祈は何かを思い出したような顔をして、三月にこう言った。


「そうだ!忘れるところだった。ミキ、傘入れてくれない かな?今日持って来てなくて……」

「もちろん! 」


 そんな事か、と三月は安心した顔で答えた。

 時々祈は三月に突拍子のない事を言って困らせる事があったのだった。


「じゃ、そろそろ行こうか?」


と三月は祈に話しかけた。

ここまでお読み頂き、ありがとうございます!

半端な所で終わりました……もともと1話でまとめていたのですが、諸事情で短くしました。


これからも、3000文字±1000文字くらいになると思います。


次話は、午後3時頃に予約投稿設定をしているので、投稿されるはずです。

今話で、少しでもご興味をおもち下さったのであれば、そちらも是非、ご覧下さい!


ブクマ、ご感想、ありがとうございます!


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小説家になろう 勝手にランキングとは、めい様が作成したおよそ45万作品が登録されている、とても大きな非公式ランキングサイトで、作品に設置して読み手の方がクリックする事で点数が入るシステムで────」 「もうっ、また始まった。……良かったら投票してくださいね?」
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