聖女の出生の秘密
改訂版としました。
以前のものはどうするかまだ決めていないので今のところ公開のままにしておきます。
本筋は変えないように、今回は焦らず前後を考えながらしっかりと話の骨格組を失敗しないようにガンバリマス。
{珠音よ、我らの子をよろしく頼むぞ。}
(わかりました。娘が後4か月ほどで子を産む予定でしたが先日の診察で死産になると言われました。今は辛うじて心臓が動いているようですが、後1か月もせず止まるだろうと・・・・。まだショックを考え娘には伝えていません。そのお腹の子供と命を取り替えることは可能でしょうか?)
{可能だが、いいのか?}
(これもまた運命だと思います。創造神様には私も主人も大恩がございます。そのご恩に報いられればと。何よりそれが出来れば娘もショックを受けずに済みます)
{分かった。ではその様にしよう。明日以降医者に見せるといい。霊を入れ替えておこう}
(5日後定期検診があります。その時確認致します)
━その晩、創造神と愛の神クピトとの子の命と横田珠音の娘、日聖多香子のお腹の赤子の命が入れ替えられた━
それから17年後━
とある日のとある学校の放課後の教室。
日聖珠子は教室の状況を見てうんざりしため息をついた。
珠子のため息に教室内に居た数名の生徒が反応する。
「あのブタまだいるけど、何なの?」
「今日当番なんじゃ?」
「マジで?!うっざ。早くやめればいいのに....」
珠子は耳に入るその会話をウンザリしながら聞いていた。一人が言った通り珠子は今日当番のため日誌や戸締りのために教室に残っていたのだ。それがなければとっととバイトに行っている。
珠子は163cm98kgといった女の子としてはかなり巨大な体だった。それに加え目が小さく鼻ぺちゃ、口も小さいのに骨格は大きい。顔が中央にキュッとして余白が多いため体も顔もバランスが悪く幼い頃から陰口を叩かれることが多かった。両親さえ自分達の子供だと認めないような扱いだった。だから学校ばかりでなく、家にも珠子の居場所はなかった。
それでも母方の祖母が珠子を可愛がってくれていて17年間辛いながらの生きてこられたのだ。
その祖母が先月老衰によって他界した。母方の祖父は珠子に厳しかった。愛情が無い両親とは違い祖父は厳しさの中にも愛情は有るように感じられた。その祖父は3年前に他界している。父方の祖父母は父同様見目良く、母の浮気を疑っていたようだが、DNA鑑定で親子関係が肯定され納得はしていないようだが母への嫌味は無くなったようだった。しかし私を孫とは認めたくないようで弟や妹にはじいじ・ばあばを遺憾無く発揮しているが、私に対しは無視を続けている。無視というより最早存在していないモノの様な扱いだった。
そんな家族と辛い生活を続けながら居たが祖母の他界により珠子はここ数日死を意識するようになっていた。そんな中この日はいつもと違う事が起こった。
教室に残っていた生徒たちが帰り支度を始めカバンを抱え教室を出ようと席を立ち上がったとき、床と天井に変な模様の光が現れ、それぞれがそれに注視している間に私たちはその模様の光に包まれて行った。
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