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凍える月

作者: Soraきた

足元を気にしながら歩くキミに

歩調を合わせた

人混みの中

そっちを気にすることもできない

いつもとは違う、そんな雰囲気のなか

いつもと同じ、

僕達は駅からの道を歩いた


気分が良いときは

歩数が少なく感じながら

その逆もある

重たく感じるときは

お互いの会話次第で変えないといけないと

何度思ったことか


凍えていそうな月

満月に近く

でも、明日の月のこと

忘れてしまいそうで

覚えておく術を考えてた

ずっと、でも手短にと


ふたりのため息ではなくて

何かあったかいものを

凍える月に

吹きかけてみる

どんな方向なら

月はやさしく微笑んでくれるかな

僕はふと考えてた


さっきよりも大きく映る

明るくなったね、と感じる月

背中越しから

僕達の歩く先のほうを

照らしてくれる


ふたりでいるときの

あたりまえの温かさみたいなものを

月に教えてあげる


凍える月に

教えられることもあるから















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