「天空のアトラス」から「正義の旗」(芸術)
アトラスを多少(いや、かなり)不愉快な驚くような場面を目にしながらも堪能し、次の部屋に進みました。
入って左手にイタリア館で8月31日から展示されていた、
「正義の旗」
という絵画が展示されています。私がイタリア館に行ったのは7月6日なのでもちろん見ていません。
本当にイタリアって気前がよくて、毎週のようにこれでもかと、
「イタリアの本物だよ」
と新しい美術品を送りこんでくれていたので、イタリア館に行った人でも見てない作品が多いと思います。週替りの州別の展示品とかもありましたし。
今回初めてお目にかかった「正義の旗」は、
「ペルジーノ作」
なんですが、この方の名前も私は存じ上げませんでした。ラファエロの師匠で本名は「ピエトロ・ヴァンヌッチ」ですが、ペルージャを拠点に活躍していたのでペルージャ人を意味するペルジーノと呼ばれていたそうです。「あずまんが大王」で春日さんが大阪と呼ばれていたような感じですか。(知っている人だけ笑ってください)
絵を見た印象は、
「静かでやさしそうな絵だな」
でした。
解説によると宗教団体の行列の時に掲げる絵だそうですが、その宗教団体が「正義兄弟会(サン・ベルナルディーの兄弟会から改名?)」だったので「正義の旗」だそうです。
なるほど、特に正義を表現している絵ではないんですね。日本の仁王像が邪鬼を踏んで正義の力を見せつけるとかそういうのじゃなく、あくまで静かに信仰の清らかさを表現しているけど、その会が正義会だったのでそういうタイトルのようです。もしも会が改名してなかったら「サンベルナルディーの旗」だったかも知れないですね。
掲げる旗だったからか真四角ではなく上が丸い形になってます。横から見たら畳みたいなものに貼り付けてあるのか厚みがあるように思えました。
絵柄は聖母子を天使や宗教家かな、それから信者たちが見上げたり見守ったりしてる感じです。天使は人の形をしてる人と、頭に羽みたいなのがついてるキューピーちゃんみたいな天使の二種類で、なんでこの表現になっているのかそういうのに詳しくない私には分かりませんでした。
調べてみたら顔だけの天使は最上位の「熾天使」で、位が高くなればなるほど体がなくなるのだそうです。え、そうなの! てっきり人の形の天使の方がえらくてその従者的天使がお供してるのだとばっかり思ってた! いや、知らないこと多いですね、勉強になりました。
帰ってきて調べたので会場では顔に羽がついてるのか、それとも羽が二枚で手と足が羽っぽく描かれてるのかなと思ってましたが、調べてみてよかった。
写真1枚目:「正義の旗」の解説。
写真2枚目:正面から見たところ。
写真3枚目:少し横から見てみたところですが、何かに貼ってあるのか厚みがあります。
写真4枚目:作者のペルジーノの解説。




