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小椋夏己の見聞録  作者: 小椋夏己
2023年  7月
41/57

エジプト(国)・その3

 少しばかり前に、エジプトについて2回書いています。


 その時に、


「ああっ、あれ書こうと思って忘れてた」


 と、思ったことがあります。


 そしてそのまま、ついつい忘れてしまってました。

 

 それがここ数日、やたらと、


「アブシンベル神殿」


 のことをテレビでやっているんです。


 なぜかと思ったら、7月7日が、


「世界遺産の日」


 なんだそうです。なるほど、納得。


 世界遺産という物を定めることになった一番最初、それが「アブシンベル神殿」なんです。

 アスワン・ハイ・ダムを作ったことで水没することになったここを中心とした神殿群を、世界中の知恵と技術を持ち寄って、移築し、水没から救ったこと、そこから人類の遺産をみんなで守ろう、ということになったということなんですね。


 私もエジプトに行った時にここを訪れました。

 本当に大きい神殿で、いや、本当にびっくりしますよ。

 テレビや本で見て大きい大きいと思ってましたが、行ってみたらあらためてその大きさに驚かされます。


 ピラミッドの時もそうでしたが、ここはラムセス2世の像が正面にどーんとあるだけに、またなんといいますのか、圧倒感が違うんです。

 

「すごいなあ」


 大神殿も小神殿も見学した後でしたか、暑い中を歩いていて、ふと目に留まったものがありました。


「あの木はなんであんな格好になってるんだ?」


 からからに乾いた地のこと、植物はほとんど見かけないんですが、ちょこちょこと見かける木の上に、なんて言えばいいのか、ほわほわと、綿菓子みたいなものが乗っているんです。

 色はグレー、見ていてきれいだなという感じではないんですが、私はなんだかそれが気になりました。


 それでガイドさんに聞いたところ、


「あれは蜘蛛の巣です」


 って、ええっ!


 アブシンベル神殿のあるこの地域、ほとんど雨が降りません。年間降水量がほとんどゼロという感じの地域なんです。それで木に蜘蛛の巣ができても流れない。長年の間に積もりに積もった蜘蛛の巣が、まるでカツラのように木の上に乗っかっているんです。


 これ、ほとんどどこにも誰にも出してないと思いませんか?

 それで、どうしても語りたいと思って、そのままになってました。


 アブシンベル神殿の移築の話、奥の「至聖所」の像に一年に二度だけ光が差す話、そんな話はあちらこちらで目に耳にするでしょうが、木の上の蜘蛛の巣はどこでも見たことがないと思います。


 昨日のテレビでも、その木が映らないかと見ていたんですが、ないですね。映ってるのを見たことがないです。

 

 ネットでも写真を調べたんですが、見当たりませんでした。やっぱりメインの神殿の写真ばかり。

 私は写真を撮ってるはずなんですが、実家を探してみないとすぐには見つかりません。もしも見つかったら、どこかにアップしたいと思います。

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